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持ち服を感情別に分類してみたら、多重人格だった話。

 「会うたびに印象が違う」「え、ネリちゃん?誰かと思った、分からなかった〜!」と人様からよく言われる、という話を過去に記事にしたのだが、自分でもファッションの振り幅が大きすぎるなという自覚はあった。その傾向は相変わらずで、今でも私のクローゼットには、ありとあらゆるジャンルの洋服がお互い窮屈そうにかかっている。その様子をぼんやり眺めていてふと気が付いたのだが、そう言えば、洋服ごとに、購入時のマインドが別人級に全く異なっていた。購入時のマインドが別人だから、当然買う服も別人級にジャンルが違う。そしてこれまた当然、身につけるたび別人になっている……!?
 この記事は、私の持ち服と、それぞれに対して抱いているマインドを可視化してみる試みである。結果、え?もしかしてワイ、多重人格?って感じで、本当に自我が不安定なんだなぁというのを痛感したし、もうちょっとそれぞれの共通点とか割合とか整理出来そうだけど、まぁはじめの一歩ということで!

①普通に富と権力と仲良しのイイオンナになりたい

 ファッションは赤文字系。このマインドに含まれるファッションジャンルは多くて、ブランドでいうとtheoryとかuntitled系のどコンサバから、SNIDEL、Noela系の甘めフェミニン、rienda、moussy系の綺麗めギャル姉さん系もこの中に入れちゃってる。なぜかというと、このマインドの時は、ファッションが好きだけど、服選びの基準については、いかに自分に似合う=スタイル良く、美人見えするかに重きを置いているから。腰が細く、足が長く見えるなら、フェミニンワンピでもギャルいダメージジーンズでも端正なチノパンでもなんでもOK、という服選びの感覚。
 知力も財力も影響力もそこそこあって、人生そのものにあんまり困ってない。社会的ヒエラルキーの上の方にいる感じ。頭の回転が早く、気の利いた返しが咄嗟にできるタイプ。集団の中にいても目立つ方。いわゆる綺麗なお姉さん。
 夫と出かける時は、この格好の率が一番高いかも。夫はすらっとしてきちんとお化粧をした綺麗なお姉さんがタイプなので、安心して横にいられる。

②結局なんだかんだ言ってこういう女が最強なんでしょ

 ファッションは地味めのコンサバ。とにかく主張がない感じ。そもそも服飾にあんまり興味がなく、結果当然お金もかけてない。その代わり、趣味や好きなことにお金と時間を注いでいるが、これまた人様に見せびらかすことはない。ちなみに突然財布とかリップだけブランド物だったりするけど、それは彼氏とか友達からのプレゼントで、自分で買ったわけではない。性格は大人しめだけど、ソツのない女の子らしい応対で、万人からほんのり好かれている。本人はあんまり人目を気にする性格ではなく、物事を深刻に考えることはあまりない。
 …そういう者に、私はなりたい。
 こうして書いてみると、もはや偶像崇拝というか、ほぼコスプレの領域であった。
擬音語:のほほん、ほんわか、ふんわり
勝手な人物イメージ:唐田えりかちゃん、乃木坂時代の西野七瀬ちゃん

③隠キャウケはもうえぇ、服好き&オシャレさんから一目置かれたい

 イメージはおしゃれアパレルの店員さん。体のラインが見えないオーバーサイズとか、あえてダサい感じとか。いわゆるオシャレ上級者というか、ファッションのこと分かってそうな人の仲間入りがしたい気分の時。ファッションブランドにそこまで興味がない人からするとメジャーじゃないおしゃれブランド…メゾンキツネ、シンゾーン、バブアーあたりかな…が踏み絵になる。自分をスタイル良く見せてくれるか?とかよりも、服そのものが可愛くて、(スタイルなどが良く見えるかはさておき)着用したいと思っている。上二つとの大きな違いは、服飾そのものがメインの趣味になっていること、そして一般的なスタイルに迎合しようとしていないこと。
 女友達と遊ぶ時、美容院に行く日はこの率高め。
 夫と出かける日だけど、①、②の女らしいコーデしたくない気分だなっていう日にも時々採用される。ちなみにコンサバラバーの夫は、そういうファッションを「拗らせてる」という😠💢
でも、私としてはこういうファッションは、ファッション業界においてヒエラルキー高めと自負しているのでメンタルは強め。「コンサバ美人でしかときめけねぇ隠キャのお前には分からんかもしれんが、これこそが最先端のオシャレなんじゃボケェ!!」
…うーん、この心の声の治安の悪さよ。もしかしたらただの強がりかもしれない。確かに本当のところは、①②の格好してる時の方が安心してる気もしないでもない。

④社会とか人目とかどうでもいい。君(服)と向き合いたいんだボカァ。

 服そのものを愛でるマインドの時。③も服そのものが好きな気分ではあるんだけど、こちらはさらに流行とか目に見える小綺麗さも差っ引いて、ひたすら“永続的に自分に寄り添うこと”にフォーカスしてる感じ?うーんドンピシャな表現ではない気がするけど、とりあえず書く。
 ブランドの信念、コンセプト。材質、産地、携わる人など、生地や縫製へのこだわり。ひたすら着心地の良さ。流行り廃りがないスタンダードなアイテムで、経年変化が楽しめるか。
 足を長く見せるためにトップスを前だけインして〜…とか、ウエストを細く見せるためにジャストサイズでキュッと絞って〜…とか小賢しいことを一切考えず、ただただ好きな服を、心地よく着る。糸がほつれても、袖が擦れてもいいじゃない、それがアジってやつよ。女とか男とか、若いとか年寄りとか関係ない。私は私。ガンガン身につけて、ガンガン育てる。自分の人生を馴染ませていく。くぅ〜たまらん。
 雑誌で言うと、lala Biginも相当いい線行っているのだが、メンズファッション雑誌の2ndが一番マインドに近いかも。このマインドの時のミューズは在原みゆ紀ちゃん👑でも唐田えりかちゃんも半分足を突っ込んでいる。
 服飾自体が趣味になっている点は③と共通なんだけど、人から見て「わ〜オシャレさんだ〜〜!」と思ってもらおうとは思ってない、という点では②と被っているところもある。①とは対極と言っていいかもしれない。

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