音楽は君をひとりにしない

欠けていても美しい月を
完璧だけどどこか虚しい心で覗いた

少し欠けているぐらいが愛おしいでしょ？
十六夜いざよいに吸い込まれていく
心に身を任せた
ただ、それだけで充分だった

青めいた空を忙しなくせわしなく駆け回るミツバチ
没頭とともに幸せになぞらえる

進み続ける君は
雄々しく咲き誇る向日葵のように美しかった

存在しない明日のために抱き続けた理想に
全部めちゃくちゃにされた日があった

たったひとつの夜ですら越えられなくなった
声にならない声で見逃さないでと何度も叫ぶ
何もいらないからただ、逢いにきてほしい

大丈夫だよ、音楽は君をひとりにしないから




叶えるための夢だけじゃなくて
毎日が少しだけ希望に見える夢をもつ

幸せは私たちだけで大事にしようよ
外に出すとすぐに色褪せてしまうでしょ？

日常の中にある非日常をきらめかせて
誰も知らない約束を叶えに行こう
青空のチケットをにぎりしめると
待ち遠しい鮮やかな未来はすぐそこにある