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Hike the Mountain | 北アルプス連峰のトレイルをテント泊で歩く

ワンコとの毎日のお散歩コースからみえる格好のいい山がある。

北アルプスの常念岳。

うちのワンコと毎日の散歩道

そう、PEBLWEARのスタジオのあるここ長野県松本市は登山のメッカからほど近い立地。なのですが我が家は夫婦ともに登山に興味なし。ということで松本に移住して15年ほどになるのに北アルプスの峰々はおろか上高地にも足を運んだことがない。とはいえアウトドアは好きなので麓まではよく行くし、白馬や乗鞍高原で雪山遊びも信州での暮らしには欠かせない。近所のお散歩コースや家の窓から常念岳は常に見えるし、その景色は大好きだ。

松本市の田園地帯からは北アルプスを一望できる
写真中央が常念岳。ゴツゴツとした三角形で、季節や時間、天気によって刻々と表情を変え、長野に住んでいることを実感する風景の特徴的存在。

そんなところで見続けてきた常念岳に、ふと足を運んでみたくなったので9月の初旬に行ってみた。最近インスタなんかでよく見る稜線に続くトレイルと絶景をこの目で見てみたくなったのだ。

実際に行ってみると写真には収まらないレベルの絶景。
見るというよりも360度囲まれると言った方がいいのかもしれない。

まずは登山ルートの計画と、必要な持ち物と食べ物を厳選。日中は歩き続けることになりそうだし、何より「登る」ので、できるだけ荷物を軽くしたい。道中の生活を想像しながら荷物を厳選していくこの作業、かなり時間をかけながら楽しむ。

重いのか軽いのか??2泊分の荷物は水1Lを含めて最終的に14Kgになった。

登山ルートに関してはネットを検索してみたものの、あまり多くの情報にはヒットせず、長野県の発行する外国人向けのルートマップを見ながら大体のルートを決定。最近は登山アプリ「YAMAP」の方が登山ルートやユーザーが投稿する写真もすごく参考になるしルート計画に関してはずっと簡単にできることに、出発の数日前に気が付いた。アプリユーザーの登山履歴を参考に迷いに迷ったルートをようやく決め、2泊分の荷物と食料をザックに詰め込み、アプリから登山届を提出していざ山へ!

旅の出発・到着地点の三俣駐車場。平日でも登山口に近い駐車場は満車に近い。

三俣の駐車場にバイクを停め、森の中をひたすら上り、頂上付近にテント泊。
山の稜線から見える風景には本当に感動した。太陽や月の位置、天候によって刻々と変化していく絶景に地球そのものの躍動を感じた。
稜線をずーっと移動していく2日目以降のコースでは眺めたり、振り返ったり、写真を撮ったりで、移動時間半日程度のコースを日中のほとんどの時間をかけてゆっくりと進んだ。

かっこいい看板。登山口から森の中をひた進む。
蝶ヶ岳へ上がって尾根沿いを常念岳へ進むルート。初日はたまに目的地の常念岳が見える。
蝶ヶ岳のテントサイトに到着。遮るものが少ないので強風が続く。最初は景色のいい場所にテントを張ったが寝れるか心配になってその後奥の方へ移動した。
テントサイトの夜は幻想的。この日はスーパームーンで明るかった。
テントサイトの夜明けはさらに幻想的。早めに寝て、夜明けから日の出を待つ。
日が昇り次の目的地を目指す。蝶ヶ岳(2677m)から常念岳(2857m)へ。
デスクトップ壁紙のような景色。松本側の麓からは見ることのない穂高連峰と谷底の川は上高地へ続く。ここ日本?
蝶ヶ岳(写真中央)あたりからこの尾根沿いを登ってきた。
岩にペイントされた⚪︎印を頼りに少しずつ進む。無数の巨岩はいったいどこからやってきたのか。
2泊目の常念小屋。こんな山奥にどうやって大きな建物を建てたのでしょう。
小屋と呼ぶには大きすぎる、しっかりとした重厚な建物
小屋手前のテントサイトからは3日目の夜明け
これは開発中の、ポータブルランタン | PEBLWEAR FLAME
手のひらサイズで使い勝手がよく、写真から生成する自然な色調で照らしてくれるので狭いテントの中でも心地よく過ごせました。
最終日は麓までこの尾根沿いを下る。巨岩だらけ+砂地なのでゆっくりと。
道中は登山者にたまに遭遇するものの、道中のほとんどは自分自身の体力と気力との闘い。途中茂みの中で「ガサッ」と音がして熊かとビビる。

クマさんを脅かしてはいけないのでクマ除けの鈴は必携。加えてスマホのスピーカーから音楽なんかを流しておくと安心だし、なにより風景に溶け込む音楽を聴きながら、無心に気持ちよく歩けた。道中疲れで折れそうな心も、音楽が少しばかり後押ししてくれた気もする。スマホの電波は常に弱めなので、お気に入りのプレイリストをダウンロードして出かけよう。

ポケットから手元を見ずに曲送りや音量調整、再生停止ができる。PEBLWEARのWearable Remote
スマホはポケットに入れるとかさばるから、ザックのポケットなんかに入れておくと動きやすいし、スマホのスピーカーから直接音楽を鳴らすと環境音にも溶けこんで聴きやすい。
シンプルなタッチ操作でスマホをコントロール。
ポケットからササっと操作ができるので、ワタワタせずに音楽を楽しめる。
好みの曲にしたり、登山者とすれ違うときにサッと再生停止したりできて気持ちがいい。

北アルプス登山。長時間ゆっくりと歩く時間の中でいいアイディアが生まれるといいな、なんて考えていた今回でしたが、実際目の前からは絶景のインプット、脳内では安全に進むために歩行ルートを処理し続け、現在時刻から大体のペースと現在ちから到着時間を考えることでめちゃくちゃ忙しかった。

それでも東京から3~4時間ほど(自宅からは1時間ほど)でアクセスできる別世界。人生に一度は体験しておくべき!といまさらながら思う。おすすめの非日常体験です。

PEBLWEAR FLAME ポータブルランタン(開発中)のフィールドテストも兼ねた今回の登山。
夕日の色調を写真から読み込んで、夜のランタンの明かりにする。

スマホと音楽、Wearable Remoteと一緒にでかけることがあれば、また投稿したいと思います。

No Music, No Life.
PEBLWEAR | クリエイター
赤塚 雄平


■PEBLWEARついて、詳しくはこちら
2022年度グッドデザイン賞受賞。1点ずつハンドメイドのウェアラブルリモコン。リンク先から製作オーダー頂けます。
Made in Matsumoto Nagano Japan.

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Instagramでは写真を中心にPEBLWEARの活動や魅力を発信しています。

Youtubeでは「ポケットから手元を見ずに曲送りや音量調整、再生停止ができる、PEBLWEARのWearable Remote。スマホのスピーカーから直接音楽を鳴らすと環境音にも溶けこんで聴きやすい」って具体的にどういうこと?など動画にまとめています。


※これから色々な体験をnote記事にしていきたいと思っていますので、「いいね」頂けると励みになります!


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