私のTENET 〜わからなかった同志たちへ〜
TENETを見てきた。
見終わった瞬間、「みんなわかっているの?」というのが頭に浮かんだ。
こんなにわからないことが多すぎる映画は初めてだった。
友人と観に行ったのだが、お互いにわからない事だらけで解説しているブログを見ながら答え合わせをするように感想を言い合った。
でも、結論から言うと大変面白かった。
面白かった点は2点ある。
※ここから先はネタバレが満載です。あと、解説もしません。わかっていると言うか、自分が理解した範囲内で面白かった点を書いていきます。
解説読んでもわからなかった。正直見るだけで疲れたというみなさまと共感し合うために書きます。
1.映像がすごい。
クリストファーノーラン映画の醍醐味である映像が今回もすごかった。
特に、ジェット機が突っ込むシーンは、迫力が凄かった。
と同時に、これやりたかっただけ感がすごかった。
あと、随所に出てくる逆行の世界と順行の世界の交錯がとても面白かった。
「なにこれ?どうやってとってるの?」と思った。
わからないことの方が多い映画だったが、映像を見てるだけで楽しかった。
2.わからないことのラインの絶妙さ
エントロピー?アルゴリズム?なにそれ状態で見ていた。
なおかつ、いろんなところに行くから、「ポンペイってどこよ?」
と自分の一般常識のなさもわかった映画になった。
ただ、「絵の倉庫の黒い人は自分だったのか!!!」
「飛び込んだ女の人って自分だったのね!!!」
「5円玉みたいなリュックについていたのは、ニールのものだったのか!!」
(ちなみに私は、洞窟みたいなところで5円玉みたいなお守りを見たとき、手榴弾の線かと思った。)
「ニール!!!」「ニール!!!!」「二ーーール!!!!!!!!」
となった。
つまりは、単語は分からなかったけれど、「ストーリーはなんとなくわかった。」ということだ。
そして、それが面白かったということだ。
最後の男の友情シーンで泣いた。
全然分からなかったのに。
まとめとしては、
クリストファーノーランすごい。
私の日常も実はこういう人がいて守られているかもしれない。謎の行き場のない感謝の気持ちが生まれた。
ということです。
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