感覚問題
先日、もうひとつの職場で座布団のワークショップが開催されました。
どうしても作ってみたくて、参加者の方全員が終わってから個別にやらせて頂きました。
毎月実演は見ていたので要領はわかるかと思いきや、全くできませんでした。
職人さんは皆、”自分にもできそうじゃん!”と思わせてくるのです。
いかにも簡単そうに進めていくから。
だから、見ているだけではわからなかった技術の凄さを
改めて感じることができました。
やり方を説明してもらっているとき、こんな言葉がありました。
”少し控えて合わせてください”
”触って均等になるように敷いていってください”
”だいたいこの辺りを...”
etc...
こういう 感覚 で進めていくことが、どの技術仕事も一緒だなぁと感じました。
普段、縫製でも同じように手の感覚で調整することが多々あります。いや、全てにおいて加減は必要ですね。
だから技術はやり方までしか教われない。
あとは自分の努力次第ということになる。
誰にも負けないくらいの努力をして、誰にもできない自信があるから
ああやって人前で実演もできるし、ワークショップもできるのだなと。
職人はそうでなければいけないなと痛感。
自分の技術に自信を持ち、満足はせず挑戦し続ける。
私は誰よりもきれいな縫製を仕上げられるよう、安心して仕事を出してもらえるような縫製を目指す。これは私が縫いました!って堂々と言えるように。
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