見出し画像

スフィンクスって… 猫なんじゃね?説

ライオンの体に人の顔。エジプトにあるこのちょっと変テコな置物、「なんか不思議な親近感あるよなぁ」なんて思ってたら… コレじゃん!


画像1

(わが家にスフィンクスおった)


エジプトのスフィンクスは王家のシンボルで、ギザのピラミッドにある、いわゆるギザの大スフィンクスは王の偉大さを現す神聖な存在である。

ふむふむ。ウィキペディア様によると、昔のエライ王様がこれを作ったんだね。なるほど「オレは強いんだぞっ」てライオンにしたのね。うんうん …  、… 確かにライオンのね、体に、…ね、



あの… 




ネコじゃね?



画像2

Photo by Wikipedia

画像3


確かにライオンもネコ科なので、似てるっちゃあ似てるのかもしれない。でもよーくよく考えてみたら、ライオン説の方が雲行きが怪しくなってくる。


猫はもともと砂漠に住んでいたけれど、ライオンはサバンナとかで砂漠には生息していないはず。わざわざ遠い国の生き物を見つけて、「我はコレである!」なんて王様はいるのかな。しかも雄々しく立っている姿ならまだしも、スフィンクスさん、完全に寝そべってますやん… 。


王様は、死ぬ前に「皆の衆、この獅子のように力強かった私を忘れないで欲しい」と願ったのかな。もしも僕が王様の立場だったら、死ぬ前にそんなどうでもいいことは考えない気がする。横にいる飼い猫を撫でながら「あぁ… 次、生まれ変わるならネコちゃんがいいなぁ… のんびりしてぇ」と、そんなところだろう。


そして僕が最もこれが近いんじゃないかと思っている説がある。

スフィンクスはピラミッドの隣に置かれている。つまり王様のお墓の横だ。王様が一番したかったこと、それは… 



画像4



ネコに添い寝してもらう。


王様だって人の子だ。最後のさいごに眠る場所に、一番大好きなネコちゃんといたかった、はあながち無くはない。寂しいのは誰だってイヤだしね。


結構な労力と時間を使って、巨大なネコを作った、と思うと面白い。人が最後に望むものは栄光や名誉じゃなくて、孤独からの解放。なんかその方が人間クサくてしっくりきませんか。

ただ王様だからさ、恥ずかしいのよ… 。モジモジして、「ラ、ライオンってことで皆んなには伝えといて」なんて。ことの真相は、当時の猫様のみぞ知る、ということで。


画像5


サポートもすごく嬉しいですが、もし良いと思って頂けたなら、そっとフォローして頂けるととても励みになります。