さぼうる

仕事中に極力さぼる。

少し時間が空けば、神社だったり森に入る。僕の住んでいる地域では、神社も森も、ハズキルーペの代理店くらい、存在しているので、ほんのスキマ時間に、そういった場所に訪れる。

そういう生活を10年くらい続けている。時間があれば、森や山や川や池や湖や神社を歩く。

これは、一般的に見れば、サボっているだけだと思う。というか、僕自身が、サボっているつもりでサボっている。

けれども、最近読んだ本でこのサボりに、凄まじい効果がある事が判明しちゃったなり。

5分間。水辺や森などの自然の中でウォーキングや釣りなどの、ほんの軽い運動を行うだけで、心身ともにリフレッシュ効果が得られ、脳の能力も向上し、ストレスも軽減される事が実証されたのです。

グリーンエクササイズで検索すると、詳しいことが読めるかと思います。

5分間だけでも、緑や水辺を散歩するだけで、確かに心や体が軽くなります。実は、僕がやっていたサボリは、実は仕事を効率よくこなすために効果的な必要な時間だったのです。

だから僕はサボり続けます。

さっき、秋空を眺めていたら、トンビが飛んでおりました。ただ羽を広げるだけじゃなくて、微妙に羽先を動かし、風をつかみ、速度を調整し、優雅に飛んでいました。トンビがばさばさやってたら、地上のネズミはいつになっても捕まえられないでしょうね。自然界では、最小限の力で、最大限の効果を発揮することが、太古の昔からトレンド入りしています。

昔の日本人もとても働き者でしたが、時間にはとてもルーズでした。明治の頃に日本を訪れた海外の人々の手記を読んでも、大人が子供と同等に遊び、子供は礼儀正しく、皆等しく好奇心旺盛で、大人も子供もにこにこしていたそうです。海外のだれもが、不思議な国だ、と記していました。あくせくあくせく頑張っていた、だけでもなく、やっぱり海外の人から見ればゆるくて楽しそうな国に見えた。

まあとにかく、僕は緑の中、サボります。