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こんなふうに P3(パコの詩)

絵の横には詩が添えられている物もある。

文才の無いことが自慢の

パコの作品だ。

例えばpの描いたストリートの子ども達の絵には

「この絵がやばいところは私たちの日常をがんばってみたいにいっていないところ。優しいとかちっとも感じていなさそうなとこ。最悪感」

すごい褒め言葉だそう。


と思ったら

近くの大学の工学部の学生が持ち込んでくれた

高校生の時に描いたという絵には

「この切ない背中を向ける渡り鳥に同情してはならぬ。自分を重ね合わせてはならぬ。ただ同じ時に生きている。そう思うだけで良い」

なんて深そうな言葉を並べるのだ。


「解説をしたいわけではないよ。

けれど何かを書いてあった方が人はそれに反応するでしょ」


パコのカードは半分が余白で

「あなたの思ったことを書きなさい。
この絵を見た感想はあなただけの物です」と言っている。

わかりやすいけれど、世の大人に受け入れられるかは不明。


「お金を持っているのは大人だから
そこに響かなかったらただの自己満足にしかならない」

「売れなかったら何も始まらない」

そのやり取りを何度したことか。

                                                                                   To be continue...



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