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日独戦雑感

いちおう、昨日ささっと試合を視たのですが、結局そのあと関連動画やニュースを漁って朝まで起きててしまいましたとさ。

で、思ったことを並べていくわけだけど、まず自分はサッカーに関して“にわか”であることは告白しておきたいです。
毎回思うのですよ、ワールドカップが始まる1カ月くらい前から関連書籍を集めだし、いらん知識を強引にぶち込んで他のグループも含めて多くの試合をチェックする割に、大会終われば皆忘れてしまう…その、くり返しを何とかしたいと。
これではサッカーファンではなく、ワールドカップに乗せられたミーハーでしょう。
しかし、4年前、8年前と出場している選手が出てきたりすると懐かしさがこみあげてきてうれしくなるものです。モドリッチ、スアレス、レヴァンドフスキ…などという名をそんな視線で眺めたりしています。いやいや、本人は毎シーズンベストを尽くしているわけですから、その見方は著しく敬意に欠けているんですけどねw

さて、このnoteでもワールドカップサッカーについても多くの投稿が見られるでしょう。したがって、そんな“にわか雑感”は埋もれて消えてしまうでしょう。じゃあ、なんで書くのか。
まぁ、それは個人的に現在思ったことをとどめていくことで、その時の自分をいつの日か振り返ってみて、今後に生かしていこう…という行為なわけですな。
だから、たまたまここに行きついて、ここまで読んでくれたそこの君にはありがとう、そして続きもよろしく、というわけです。

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で、率直な感想を言いますと、今回の日本の戦術は、狙ったものだったのかどうなのか…ということを思いました。3バック/5バックにして、攻撃的な布陣で敵チームを狂わせるのは想定内にしても、前半最低限の失点に押さえつつ、相手を精神的に乗せることで“隙”を生むよう仕掛けたのように見えたのは(かつ攻め疲れさせた)、偶然だったのか?という疑問がわいてくるのです。
もしそうなら監督は稀代の名将(もしくはとんでもない凡将)ですが、後半の入りにあった怒涛のドイツの攻撃と、権田の神セーブで失点しないことまで計算してたとは思えないので、この場合は「計らずも」って言葉が一番合っているような気がしますね。
多くの代表OBたちも前半については、「うまく機能していなかった(つまり、わざとではない)」と言っていましたし、ワールドカップのドイツ戦でそんなことができるほど余裕のある布陣でもなかったでしょう。

しかしながら、そういう流れをが少しづつ変わっていくのを感じつつ、このままいけばディー・マンシャフトを切れるんじゃないか…と森保監督は、心中ほくそ笑んでた気はします。
岡田、西野両氏の頃から、なんとなく感じてたのですが、日本人の代表監督はともかくも“狸”だと。
外国人の指揮官、とくにトルシエ、オシム、アギーレ、ハリルは日本人の特性を生かした戦略を取ろうとしていました。ひたむきさや、スタミナ的な部分をより強みにしようというわけですね。
とはいえ、そのうえで敵を欺くことをやってのけていた感覚はあまり感じませんでした。ひたすら地力の底上げと世界への経験値の積み上げを旨としていたように思います(ジーコ、ザックに関しては“個”を重視しつつ、それで世界と渡り合おうとした不思議なチームだった…という印象)。
それに対して日本人監督は、ひらきなおって“狸”にならなければ、やってられなかったのかもしれません。細かいニュアンスを伝えることや、同胞としての秘匿性も高められる利点があるのも大きいでしょう。
しかしながら、それが毎回結構機能していたは、うれしい誤算ではあったし、勝利は感激なのだけれども、結果的に奇奇怪怪というか、妙な感じを抱いたものです。
やっぱり、これは多くの強豪チームが、今だにAFCを格下にみる傾向や、アジア人のフィジカルが弱い…と思っているいる限り、成功していく“企み”なのかもしれませんね。

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それをうけ、今後を占ってみましょう。コスタリカ戦は盤石に突破しなければいけませんが、その次のスペイン戦はどうなるのでしょうか?
まさかのまさかですが、おいおい決勝で再度当たると想定して“狸寝入り”をする可能性もあるんじゃないか…とも思っています。
そんなわけで、サムライブルーのサポーターとして、想像の可能性が一気に膨らんだ一戦であったのは確かでしょう。
そして、その想像の先に、決勝トーナメント1回戦でE組2位として、F組1位のベルギーと再戦が決定するするんじゃないか、との思いもあります。ここが今回大会の日本のポイントとか言うのはまだ早いですが、前回の雪辱を当のチームから晴らせるんじゃないか…そんなドラマをみたいですし、夢が膨らんでいくのです。

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