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結婚――それは人生の墓場か、パラダイスか?

結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる。(リヒテンベルグ)         

結婚は鳥カゴのようなものだ。カゴの外の鳥は餌箱をついばみたくて中へ入りたがり、カゴの中の鳥は空を飛びたくて外へ出たがる。(モンテーニュ)

結婚するとき、私は女房を食べてしまいたいほど可愛いと思った。
今考えると、あのとき食べておけばよかった。(アーサー・ゴッドフリー)


など、結婚に関する名言・格言には悲観的なものが多く、不幸の象徴のようにも思えてきますが、一方、老夫婦が仲良く連れ添って、手をひいて歩いていたりするのを見るとほほえましく、こういうふうになれたらいいな、結婚っていいなと思うこともあります。


最近、その幸不幸表裏一体の「結婚」を連想させる面白いタイトルの本をみつけたので読んでみました。

その本がこちら



ダークサイドから見た「黒い結婚」と、ハッピーサイドから見た「白い結婚」。白と黒で上下読む方向を変えているのが斬新です。女性作家7人が描く結婚にまつわるアンソロジー。白黒両面から見た結婚の裏と表、そして、どちらを先に読むかで「結婚」の印象がぐっと違ってくるのです。

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結婚すれば幸せになれると思い、ゴールだと信じて飛び込んだ結婚。そこからスタートするのは、甘い生活なのか、はたまた辛い毎日なのか。

7作品すべて読み終えたとき、既婚者だったら自分の結婚は白と黒のどちらなのか?独身者だったら、それでも結婚したいと思うのか?

と自問自答をすることになる本です。


ここまで、読んで頂いて本当にありがとうございました♡


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