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『敗戦を糧に』-全社1回戦敗退-


5/15(日)
全国社会人サッカー選手権
和歌山県予選1回戦


ぼくたち
南紀オレンジサンライズFCは、
初戦で敗れ、あっという間に初のトーナメント戦を敗退することとなった。

県予選で優勝し、
関西リーグのチームと対戦することが
2022シーズンの目標の一つであったぼくたちにとって、あまりにあっけない結果となった。


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相手は、
県1部リーグ所属のFC LUDIQUE(ルデイック)。

ルディックさんとは、
昨年まで所属していたCLUB Diverti で、
TM等で何度も試合をした相手。

TMするといえばルディックというぐらい何度も。

相手の監督さんや選手の何人かとは
とても親しく、様々な話をするような仲だ。

そうした相手だったからこそ、
絶対に負けられない戦いであった。


さらに言うと、
試合前の峯上監督の想いを聞き、
何がなんでも勝ちたい、
いや勝たなければならない、
という気持ちは一層強まっていた。


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試合内容は大きく割愛するが、
ともかく、
サッカーをしている人なら理解できるであろういわば“あるある”の形で敗戦した。

攻め込みに攻め込むものの
相手の徹底した守備を崩せない、
また決定機を決めきれないという流れから、
1発カウンターからのロングシュートを2度決められての2失点。

1点返すも1-2で終了。


課題はたくさんあるし、
“たられば”を言い出したらきりがない程の内容。


ただ、
これだけは言えるのは、
自分たちのすべきプレーを80分徹底し、最後まで崩れなかった相手が、ぼくらよりも〈強かった〉ということだ。

チーム力もぼくらより上。

勝手ながら、
ルディックさんは和歌山県リーグ内で一番チーム力があるとぼくは思っていたので、そこを見せつけられた気がした。


もしかすると、
ぼくらの方が〈上手い〉のかもしれない。

でも、相手の方が〈強かった〉のだ。


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問題はここからだ。

もう敗戦を取り消すことはできないし、
今大会に出場する機会ももうぼくらにはない。


だからこそ、
この敗戦を
今後の勝利・成功への糧にしなければならない。



何ができて何ができなかったか、
どうするべきだったのか、
自分は今どのレベルでどうなっていかなければならないのか。

峯上監督や有村コーチがよく言うように、
まずは
〈自分〉に矢印を向けて、
しっかり考えなければならない。
そして成長しようとしなければならない。

試合後、
誰かのせいにしたり、
相手をリスペクトしていない発言をするようなやつは一生、高みへいくことはできない。

そして、
そんなやつがいるチームもまた高みへいくことはできない。


ぼくらは〈敗者〉だ。

そこをまず認め、受け入れなければいけない。


そこを理解してはじめて、
ぼくたちは前に進むことができる。


ここで宣言しておく。


おれはこのままじゃ終わらんぞ。

おれたちはこのままじゃ終わらんぞ。

必ず個の力もチーム力も向上させて、
6/12から新たに始まるクラブ選手権の県予選でチャンピオンになってやる。


敗戦に対して、
様々な分析をして
それを成長・成功に繋げるのはもちろん大事。


でもその前に、
今回のこの負けをしっかりと受け止め、
心に刻み、これからの“心の原動力”にすることが必要だと思う。


数日後、数ヶ月後、数年後、
〈強くなった〉ぼくらの活躍を
和歌山、関西、全国に轟かせて
今回良い姿を見せてくれたルディックさんに感謝の意を表そう。



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試合後、
遠くまで応援に来てくださったサポーターの皆さんに挨拶をした。


悔しさで涙が出た。


挨拶後、
監督のもとに寄っていった瞬間、
涙が溢れて止まらなかった。


悔しかったのももちろんある。


ただ、それ以上に
監督の想いを背負ってピッチに立ったのに
チームを勝利に導けなかったキャプテンとしての不甲斐なさを感じたのだ。


想いを打ち明けてくれた監督には感謝している。

誰かの想いを背負って闘うことは
絶対に自分(たち)の底力に繋がるからだ。

それでも今回勝てなかったのは、
自分の力不足でしかない。


この不甲斐なさ、申し訳なさは
今後の成長と結果で挽回していくしかない。


やりましょう監督。

やろうぜ南紀オレンジサンライズFC。


喜びと感動で涙を流そう。

涙を流してもらおう。





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