見出し画像

冷房のない劣悪環境から離れる決意

暑すぎて5時半に起きられる家に住んでいる。もう限界なので、早くお金を貯めて脱獄する予定。

我が家は共有スペースに冷房がない。それなのに親は四六時中テレビを付けている。暑いと「今日は35度だって」と話しかけてくる。正直いかれていると思う。

絶対に冷房を設置したくない両親

冷房の設置について、この時期になると高齢の両親と揉めている。とにかく意思が固くて微動だにしない。岩なのか?

私がお金を出すと言っても頑なに冷房を拒む。自分が音を上げないと、冷房を導入するつもりがないとはっきり言われてしまった。自分の歳や体調を考えず、家族を巻き込むつもりだ。

「冷房をもう1台取り付けられないほど、うちは貧乏?命に関わるよ」

真顔で父親に訴えたものの、スルーされた。もともと頑固で、意識はあっても既にボケている事実に直面して、日々悲しくなる。

冷房の面では、母親は味方だと思っていたのに敵だった。
「うちはお金がないの!!貧乏なの!!」の一点張りだ。激高するせいで話し合いができない。どれだけ落ち着いて伝えても埒が明かない。

母親が怒ることもあり、父親も余計に冷房を取り付ける気にならないのだと思う。
言葉を選ばすに言うと害悪でしかない。
親が大好きなNHK番組ですら、冷房の使用を推奨しているというのに。(節電もだけれど…)

劣悪環境で家電が悲鳴を上げている

室内が暑すぎて冷蔵庫がとんでもない熱さになっていた。冷えが弱まっていた、ゴムパッキンもゆるくなっている。部品を買うなら冷蔵庫ごと買い替えたほうが早いと話しても、まだ使えるからと譲らない。

さらに、電子レンジが壊れてしまった。コンセントがダメになったようで、これは経年劣化のようだ。

以前、自分の誕生日に家の電子レンジを購入した。
5年経っているため新しく買い換えると言ったら「まだ5年しか経ってない。もったいないことをするな!たまに使えるから!」と母が話を聞かなくなる。
コンセントを抜き差しして、10回に1回ぐらい電源が付くかもしれないという状況…。

この暑さで電子レンジが使えないため、ご飯やおかずを温めることができなくなった。蒸すのも手間がかかるので私は諦めてしまった。

台所に立っていられなくなり、家族全員が暑くてイライラするという最悪な負のループなっている。冷風機だけは買うつもりだ。私が動かないと何も変えようとしないのが腹立たしい。


冷房を設置するまでに数年かかる

数年前に私のPCが壊れかけたり、室内が亜熱帯になって命の危機を感じた時、やっと私の部屋に冷房の導入が許可された。

私はずっとリビングに設置することを訴えていたけれど、「工事したくない。2階に設置すれば、冷気が1階に行き渡る」と親が我儘と謎理論を掲げて、聞く耳を持たなかった。あとは金額の影響だろう。
6畳用の冷房を1台導入するだけでも、何年も時間がかかった。

この環境は、誰がいつ熱中症になってもおかしくない。でも毎年乗り切ってしまうのがおそろしい。両親は自らの体を過信していると思う。


自分の身だけは守りたい

老いた両親をそのまま置いて、私が家を出るのが現実的な解決法だと考えた。
節約と言って、私の部屋の冷房を使わない可能性すらあるけれど。それはもう自己責任だ。

命を削ってまで節約する価値観がわからないし理解ができない。冷暖房完備は贅沢とは思えない。冬も寒すぎて暖房やヒーター等の購入で大モメになるため、私には為す術がない。


他人事ではない痛ましいニュース

自分の環境と重ね合わせて、しんどくなってしまった。

この方の事情は分からないけれど、とにかく頑固な意志を持つ人や、冷房は贅沢品だと考える高齢者を動かすことの難しさを痛感する。

自分の両親が心配だから何とかしようと、バカみたいにずっと考えて、でも行動しても全く取り合ってもらえず、結局私だけがどっと疲れていて、一体何をしているのか?と虚しくなった。

これで死なれたら、家族が何とかしないからだと言われるのか。どこまで、子供は親の面倒を見ないといけないのだろう。


自分の居場所を自分で選択するしかない

周りの友達から「一人っ子だからといって必ず面倒を見る必要はない、潰れてしまう」「自分がハッピーに過ごせる居場所にいてほしい」「親より自分を優先してほしい」色々気にかけてくれたり、励みになる言葉をくれた。本当に人に恵まれて、助けられているなぁ。

本来、多少なりとも安心出来る存在・居場所なのが親、家族、実家なのだと思う。意外とそうではない人の方が多い現実が悲しい。


思えば、「実家にいて安心する」といった経験が無かった。いつも何故か、焦りや不安に掻き立てられて、親の物音に緊張して、落ち着かなかった。特別仲が悪いわけではないのに。

知っている人が誰もいない環境や、人混みに紛れて人間の存在が紛れる都会の方が、気持ちが楽だった。


やっと動ける段階になってきた

今まで職場環境が不安定だったり、家から逃げる目的もあって外の趣味に没頭して、浪費していた。

やっと少しずつ貯金ができるようになって、そして良くも悪くも在宅勤務が増えたことで、一人暮らしを現実的に考えられるフェーズに入ったと思う。

金銭面はカツカツだろうけれど、心の安寧は保たれるかもしれない。

もうとっくに成人したのにいつまでも親の呪縛に囚われていた。でもこの劣悪環境に居続けたら、いよいよ心身ともに駄目になりそうだ。

今年は特に、親の人間性を疑う発言に耐えられなかった。見限るには良い機会だと思う。

一歩踏み出すために、また逃げないためにも、心の内を書き出した。
私は、自分の城を築きたい。
自分の力で、安心する居場所を選びたい。
まずは、死なない程度に、節約節電をがんばろうと思う。

よければサポートしてください!