「うまくいっていない」を疑う

 日頃の生活では、うまくいっていないことは、なぜうまくいかないのかと考えがちであり、うまくいっていると思っていることは、そもそも、深く考えようとしないものです。しかし、生活をより良く楽しく暮らしていくためには、「うまくいっていない」ことを、本当に、「うまくいっていない」のか疑う考え方が必要であり、うまくいっていることは、本当に、「うまくいっている」と言えるのかを疑ってみることが必要です。

「うまくいっていない」を疑う

 なかなかうまくいかない・・・ということがあるかもしれません。その際に、どうしたらうまくいくかを考えることは大切ですが、その前に、本当に、それは「うまくいっていない」といえるのかを疑うことこそ大事ではないでしょうか。勉強やスポーツができなくて、「うまくいっていない」ような気持ちになる場合があるかもしれませんが、それは、必ずしも、「うまくいっていない」といえるかはわかりません。何でも器用にできてしまっても、自分の得意な力にフォーカスできなくなってしまうかもしれません。人間関係が「うまくいっていない」と感じる場合があるかもしれません。そもそも、その環境の人間関係で、うまくいきたいのでしょうか。うまくいきたくないのならば、「うまくいっていない」現状は、うまくいっているとも考えられます。「うまくいっていない」を疑ったり、別の側面から照らしてあげることで、別の可能性や希望というものを見出すことができますし、「どうしたらうまくいくのか。」という、無駄な悩みが解消するかもしれません。

「うまくいっている」を疑う

 反対に、「うまくいっている」も疑う必要があります。仕事の成果が認められ、どんどん任されるようになることは、「うまくいっている」といえるのでしょうか。自分の生活のペースを崩してしまうことにつながるかもしれません。友達に恵まれていることは、「うまくいっている」といえるのでしょうか。雰囲気に流され、自分自身を深く見つめる機会を減らしているかもしれません。「うまくいっている」というのを疑うことで、こちらも、別の側面から照らしていき、同じように、別の可能性を見出すことができます。そうすることで、「うまくいっている」と感じて、そのまま進んだその先の未来が、変な方向に進まないように、事前にその都度しっかり軌道を修正することができます。

その上で、選択する

 「うまくいっていない」を疑い、「うまくいっている」を疑うことで、現在の状況を様々な角度で照らし、たくさんの可能性を見出すことができます。その上で、目の前の選択をしていくと、より、軽やかに、かつ、着実に、人生を歩めるのかもしれません。

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