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「不満」を「希望」に。「満足」を「感謝」に。

 「ただ生きる。」という言葉には、どのようなイメージがあるでしょうか。夢や希望のない毎日で、お金のために長時間働いて、ただ生きるだけの毎日というような暗いイメージかもしれません。あるいは、自分の人生に困難がふりかかったことで、ただ生きるということの素晴らしさに気づき、「ただ生きる。」という言葉に、力強い意味を与えている場合もあるかもしれません。このように、「ただ生きる。」という言葉を聞いて、人それぞれイメージが異なると思います。どのようなイメージが沸いたでしょうか。そして、もしも、今、「ただ生きるだけの毎日」というのような暗いイメージの沸いた場合は、どのようにすれば心が晴れるのでしょうか。

「ただ生きる。」だけの毎日。

 ただ生きるだけの毎日であり、夢や希望がないと感じている場合は、どうしたらよいのでしょうか。まず、ただ生きるとはいいつつも、起きている間には、毎日、数えてみると実にさまざまなことをしていることに気がつくかもしれません。実際にそういう人が多いかもしれません。そのさまざまなことをあたりまえに毎日、毎日こなしていくというのは、日々の努力の積み重ねともいえ、シンプルにすごいことではないでしょうか。それにもかかわらず、暗いイメージをもっているのは、あたりまえにこなしているだけに、ただ生きるだけという感覚になっているのが1つの要因かもしれません。

「ただ生きる。」だけで幸せな人。 

 同じく「ただ生きる」だけで、幸せに感じている人というのもいるのではないでしょうか。そういう人たちは、暗いイメージを持つ人たちとどこが異なるのでしょうか。たとえ同じ毎日の繰り返しても、そこにはたくさんの楽しさや喜びがあるのかもしれません。小さな喜びを見つけているのかもしれません。たしかに、毎日の小さな喜びが何個かあれば、それだけで、その日1日楽しかったなと思えるかもしれません。ただ生きるだけで幸せな人は、小さな喜びや楽しみを見つけるのがうまいか、意識してそういう風に過ごそうとして、幸せで居続けているのかもしれません。

今の人生は、不満か満足か。

 また、ただ生きることに良いイメージをもつか、悪いイメージを持つかを分けるのは、今の人生に、満足しているのか、不満が溜まっているのか。考え方によるものが大きいと思います。幸せな人が、同じことを繰り返しても、幸せなのは、今の人生に満足していれば、それ以上は求めないため、わざわざ新しいことはせず、同じような毎日でも、楽しく感じられる、幸せに感じられるということです。。一方で、今の人生に不満が溜まっている場合は、それ以上を本当は求めたいのだけれど、求められないだろう。自分には無理だろうと思い諦め、仕方なく、不満ながらも同じような毎日を繰り返しているからかもしれません。そのため、同じ毎日を繰り返しているにもかかわらず、幸福感が変わるのかもしれません。

希望をもつこと。

 今の人生が不満の場合には、どうすれば、満足することできるのでしょうか。その1つは、希望を持つことです。現状が不満であるならば、現状を変えたいとは思っているはずです。そうだとすると、どこか別のところに希望を設定して、行動していけば、ただ生きるだけの毎日ではなくなり、毎日が明るくなります。

希望の持ち方。

 それでは、どのように希望を持てばよいのでしょうか。人間関係やお金、仕事、趣味など、どこかの分野でこうなったらいいなと思うものを探すことが大切かもしれません。そして、それを体現している人を知ることが、希望に繋がります。すでに自分の理想を叶えている人がいれば、自分もなれるかもしれないと思い、イメージできる力が高まるからです。そして、希望が芽生え始めて、希望が人生の中の1部分を占めるだけで、そうした生活は、現状がどうであれ、日々に潤いを与えます。

満足を探す。

 また、希望だけでは、かえって、なかなかその希望に近づけられなければ、息苦しい日々が続くかもしれません。他に、ただ生きるだけの毎日を、良いイメージに持っていくことはできないのでしょうか。それは、今ある満足を探すことです。今あるものに満足するのではなく、満足を探すのです。無理に、今あるものを満足と思うと、自分の意思と反しているため、息苦しくなります。そうではなく、自分の毎日の生活の中の、この部分は満足している。楽しみにしている。という部分に注目してみるのです。朝の目覚めのコーヒーかもしれませんし、休日のうたた寝かもしれません。軽い買い物かもしれませんし、好きな人と話すことかもしれません。毎日の繰り返しの中にも、これは楽しみというものがあるはずです。 

満足に感謝する。

 さらに効果的なのは、満足に感謝することなのです。満足している部分を探し、そこに感謝するのも良いかもしれません。感謝をすると、ありがたいことと思えてくるため、あたりまえがあたりまえではなくなります。そうすると、感謝は、幸せをより感じさせてくれるものとなります。このように、不満は希望に、満足は感謝に変えていくと、「ただ生きる」ことが、尊く、楽しいものに感じられるかもしれません。

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