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「自力」でがんばろうとするからこそ、「他力」に感謝できる。

 人間、自力で生きること、自力でがんばること、それだけでは、生きていけない、がんばりきれないことがほとんどかもしれません。しかし、ベースとしては、やはり「自力」は大切であります。自力は、自分に自信を与えてくれます。また、充実感を与えてくれます。他人から与えられたものだけで生きていても、依存心や空虚感がつきまとうことになります。そのため、小さくても、自力を育てるということは、大切なことです。もし、周囲が与えてくれる人だらけであれば、「自力」が育ちにくいでしょう。また、自分が誰か特定の人に与えてばかりだと、その人の「自力」も育ちにくいでしょう。また、「他力」に関連しそうな「感謝」についても、根底は「自力」を大切にしているからこそ、感謝の念は生まれる。以下、そういうようなお話を綴っていきます。

嫌いな人は、自力を高めてくれる

 自力が求められる場面というのは、助けてくれる人がいないときではないでしょうか。そして、嫌いな人に助けを求めたくはあまりないはずです。嫌いな人というのは、自分にとって冷たい人であったり、非協力的な人であることが多いでしょう。そうした人たちの力は借りたくはないと思い、他力ではなく、自力でがんばろうとします。そうすると、嫌いな人というのは、自力を高めてくれる人でもあるのです。

他者の「自力」を奪っていないか。

 なんでも助けようとしてあげるのは、とても素晴らしいことですが、その助けられた人の「自力」を奪っていないかは注意が必要です。やはり、まず、自分のことは自分でできる。そういった、自力が、自信を生むため、他者の「自力」も尊重する必要があります。

自力でがんばろうとするからこそ、他力に感謝できる

 あたりまえになっているものは、なかなか感謝することができません。それは、最初から他力を求め、それが当たりまえだと思っているからではないでしょうか。日々の感謝が失われがちなのは、そういった意識にあります。そして、逆に感謝が自然に出てくるときは、自力でがんばろうとしたけれど、それでもできなかった場合であるとか、その他力が、自力でがんばる支えに感じたときではないでしょうか。ということは、感謝は、自力を大切にすることがベースにあるのです。

人それぞれの「自力」がある。

 人によって、才能や能力などは、人それぞれです。他力に感謝をして、恩を返したいときに、なかなかうまくいかない場合もあるかもしれません。しかし、1番の恩返しは、自分にとっての「自力」を最大限活かすことで、自らが輝き、周囲に力を与えたり、手助けをすることができることです。形にとらわれず、自分の力が最も発揮できるような才能や場所を選んで、それを通じて、恩を返せばよいのです。

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