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Googleマイビジネスの登録方法と、管理代行業者の選び方とは

店舗デジタルマーケティングPatheeのセールスマーケの中村が今回は「Googleマイビジネスの登録方法と、管理代行業者の選び方とは」についてご紹介をします。

多くの店舗が集客に活用しきれていないGoogleマイビジネスについて、重要性や登録・管理代行をご紹介します。代行をする際のメリットやデメリット、依頼をする際の注意点をまとめています。
自社でGoogleマイビジネスの活用方法を検討する際の参考にしてください。


最近、コロナの影響で注目を集めているGoogleマイビジネス(GoogleMyBusiness)をご存知ですか?

こちらの記事では、Googleマイビジネスとは何か?登録や管理の代行を依頼する場合の方法や注意点をご紹介いたします。


Googleマイビジネスとは?

Googleマイビジネスについて、Googleの公式ページを見ると下記のようなことが書いてあります。

Google マイビジネスは、Google 検索や Google マップなど Google のサービスにビジネスやお店などの情報を表示し、管理するための無料のツールです。

ざっくりいうと、「Googleが運営している基本は無料でビジネスの宣伝や情報発信できるツール」ということになります。

具体的には、検索結果に表示されている情報が編集できるようになり、検索されているキーワードや閲覧数を分析できるようになります。


1.ビジネス名でウェブ検索した場合(直接検索)

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2.ビジネス名でマップ検索した場合(直接検索)

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3.カテゴリでウェブ検索した場合(間接検索)

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4.カテゴリでマップ検索した場合(間接検索)

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最近は新型コロナウィルスの影響を受け、正しい営業時間や感染対策などを実施しているかの情報をタイムリーに発信することが求められています。
自社ホームページよりも多くの目に触れるGoogleマイビジネスを管理することの重要性は高まってきています。

また、Googleマイビジネスを活用して店舗の最新情報をお客さまに発信することで、来店意欲の高いお客さまを来店につなげることが可能です。


Googleマイビジネスの特徴

では、Googleマイビジネスにはどんな機能がついているのかご紹介します。

Googleマイビジネスの持っている機能は、大きくは下記の5つになります。
細かい機能は他にもありますが、ここではこちらの5つをご紹介します!

1. 基本情報の編集
2. 写真投稿
3. クチコミ(レビュー)の管理
4.(商品やクーポン、お知らせなどの)投稿
5. Googleマイビジネスのインサイトの確認


1.基本情報の編集
MEO*1業者やGoogleマイビジネスの代行業者の中には「Googleマイビジネスに登録をすることで、店舗名などの基本情報を登録ができる」という紹介をしている場合があります。
ですが、新規オープンの店舗やHPを持たない店舗でなければGoogleマイビジネスに登録されていることがほとんどです。
ただし、Googleマイビジネスのオーナー権限を取得していないと、正しい営業時間や最新情報に変更することは出来ません。

*1 MEOとは:Map Engine Optimizationの略で、Googleマップのような地図の検索エンジンに対して最適化を図ることを意味しています。

とあるお客さまではGoogleマイビジネス上で、知らない間に営業時間が9時〜19時から12時〜19時に変更されてしまい、午前中の来客数ががくっと減ってしまった。ということがありました。
また、正しい情報を充実させることは検索結果の改善にも繋がると言われておりますので、まずは基本情報が正しく入っているかの確認をお勧めします。

オーナー権限の取得方法はこちらを参考にしてください。

2.写真投稿
Googleマイビジネスで写真をアップロードすると、下記の部分に写真が表示されます。
こちらには、ユーザーが投稿した写真も表示されるようになっております。

BrightLocal社による分析では、写真の枚数が100枚を超えているビジネスのアクション率(ルート検索/電話/ウェブサイトへのアクセスを実施する確率)は5~27倍にもなると言われています。

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3.クチコミ(レビュー)の管理
ビジネスに書き込まれたクチコミやレビューの管理/返信もできます。

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クチコミに返信をすることで、来店いただいたお客さまが再度来店してくれる可能性が上がるだけでなく、店に興味を持っているお客さまに好印象を与えることも出来ます。
逆に低い点数やネガティブなクチコミを放置してしまうと、お客さまを逃してしまう可能性があるのでご注意ください。

クチコミに関して、Googleのガイドラインでは下記を推奨しています。
・ネガティブなクチコミも貴重な意見として参考にする
・簡潔かつ、親しみのある文面で返す
・できる限りクチコミに返信をする


しかし、クチコミの数が多く対応する時間が取れないケースがほとんどです。
ただ、50~100店舗ある小売チェーン店では、クチコミ有りのレビューは月で10件にも満たないことがほとんどです。過去の分の返信に工数はかかりますが、一度返信してしまったら運用すること自体はそこまでコストはかかりません。
※飲食店やサービス業の場合はもっと数が多くなります
また、クチコミなしのレビューも含むと3~4倍程度の数になりますが、こちらは別段返信する必要は有りません。

4.(商品やクーポン、お知らせなどの)投稿
※こちらの機能はCOVID-19の影響で、仕様が変わる可能性がございます。
店舗の商品やクーポン、イベント情報などを投稿機能を使って発信ができます。

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こちらの機能は写真機能と違い、文字を含む画像をアップロードしてもガイドライン違反にはなりません。

また、COVID-19の影響を受けてGoogleが一時的にAPI*2を公開しており、システムなどを介して全店舗分の情報を一括で投稿できるようになっております。
ですが、平常時だとチェーン店舗はAPIが利用出来ません。将来的にこの昨日がブロックされる可能性もあることも認識しておきましょう。

*2 APIとは:Application Programming Interfaceの略で、、システムの機能や管理されているデータを、外部のシステムから利用するための手順やデータ形式を定めた規約(ルール)のこと

5.Googleマイビジネスのインサイトの確認
インサイトを活用すると、Googleマイビジネスがどのくらいの人に見られ、どのくらいの人が実際に店にきたのかを確認ができます。

実際にPatheeのインサイトを見てみると下記のようになっております。

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また、検索語句だけでなく、検索数や経路検索をした回数などをみることもできるようになっており、PDCAサイクルを回すために参考になる情報が多く載っています。

多くの企業が、こちらのインサイトから得られるデータを元に、Googleマイビジネスの効果/影響を判断しています。

効果を検証する際には「検索数」と「アクション数」の二つを見ることが多いです。

検索数の場合は、間接検索数がある程度のボリュームがあり、間接検索割合が60~90%の間に落ち着いていれば、新規顧客にリーチ出来ている可能性が高いです。

アクション数の場合は、アクションの総数よりもアクション率を追うことが多いです。
アクション率は「検索して興味を持った人が店に行こうとした率」と言い換えられるため、これらの数字を高く維持することがGoogleマイビジネスの成果を最大化することに繋がりやすいです。
また、アクション率の目安は小売店の場合は1~3%くらいに設定することが多いです。

上記の数字を実際に追いかける場合は、定期的に数値を追いかけながら細かく情報の追加や編集をする必要があります。


Googleマイビジネスの代行について

Googleマイビジネスの重要性やできることは理解しているが、リソースがなくいきなり全店舗で対応をするのは難しい!という話をよくお伺いします。Googoleマイビジネスには情報は掲載されており、メンテナンスをしないと顧客からクレームがくるようなケースもあるため、Googleマイビジネスの登録/管理代行をサービスとして提供している企業があります。※弊社も管理ツールと合わせて登録/管理代行をサービス提供しております!

では、どんな課題があれば、Googleマイビジネスの代行サービスがマッチするのでしょうか?

下記の課題に合致するようであれば、Googleマイビジネスの代行にコストをかける価値があります。

・店舗数が多く、営業時間の変更などの対応が追いついていない
・検索経由の新規顧客が多く、Googleマイビジネスがホームページのような役割を果たしている
・現場からも重要視する声が上がっているが、現時点での費用対効果が見えていない

一方で、下記のような場合は代行を依頼しても費用対効果が悪くなります。

・店舗数が少なく(20店舗未満が一つの目安)、自分たちで管理ができる
・検索数が少なく、Googleマイビジネスの重要性が高くない


では、代行ではどんな業務をやってくれて、どんなメリット/デメリットがあるのかをご紹介します。

細かい部分は企業ごとに差はありますが、代行業務は大きく5つの業務があります。

1. オーナー登録代行
2. 基本情報入力代行
3. マイビジネス管理代行
4. 情報発信代行
5. 分析/レポーティング

1.オーナー登録代行
この業務は至ってシンプルです。
まだオーナー権限を取得していないマイビジネスに対して、オーナー権限の取得を代行してくれます。

ただ、オーナー権限の取得には葉書や電話での確認が必要になるため、全ての業務を代行できるわけではなく、どこかで店舗側にも業務が発生することになります。
Googleマイビジネスのオーナー権限を取得する方法

また、複数店舗を持っている企業様の場合は、下記の方法を使ってオーナー申請をする方がコストが少なく済みます。
10店舗以上を一括で申請する方法

2.基本情報入力代行
こちらは店舗の営業時間や住所、電話番号などを修正してくれるサービスです。
細かいですが、NAP情報(Name,Address,Phonenumber)を正しく整理することの重要性を認識している企業の方が信用ができるかと思います。

3.マイビジネス管理代行
こちらは企業によりサポート範囲が変わることが多いです。
弊社では、基本情報の変更対応や定期的な写真のアップロード、カテゴリの見直しなどを対象としております。

 4.情報発信代行
こちらは、投稿や商品情報登録に関する代行です。
現在はCOVID-19の影響で、APIを使っての業務代行が可能になっておりますが、今後も使えるという保証がなく、基本的には人力での代行になります。
そのため、この部分のサポートは代行費用は高くなるケースが多いです。

5.分析/レポーティング
Googleのインサイト機能や検索順位のモニタリングなどを活用して振り返りレポートを作成してくれます。
レポートの内容は企業によって大きく差があります。

弊社のレポートは下記のような数値分析や運用方法の改善提案をさせていただきます。

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代行によるメリット/デメリットをまとめると下記のようになります。

メリット
・人を確保しなくても、運用をすることができる
・効果を出すための運用方法や業務フローを学ぶことができる
・GMBが投資に見合うツールか判断ができる

デメリット
・コストがかかる(自社でやるよりも高い。その反面、辞める判断もしやすい)
・悪徳業者を使った場合、アカウントを停止されるケースがある

特にデメリットのアカウント停止は致命的な影響が出る場合があるので、依頼する業者を選定する際には特に気をつけてください。
業者を選び方のポイントは次でご紹介いたします。

Googleマイビジネス代行業者の選び方

Googleマイビジネスに関連する業者には、MEOサービスとGoogleマイビジネス登録/管理代行サービスを提供する業者の2種類があります。
MEOサービスは検索順位アップにコミットをし、登録/管理代行は業務の実行にコミットをします。
また、MEOサービスの多くは成果報酬の料金形態を取っており、そのためか成果を出すためにガイドライン違反の施策を実施するケースもあるため、きちんと見極めてから依頼をするようにしましょう。

例えば、ビジネス名を「株式会社Pathee」から「Googleマイビジネスコンサルティング 株式会社Pathee」などの、キーワードを含むビジネス名に変更する。サクラのレビューを増やし評価点をあげる。などのガイドライン違反の施策を実施する場合があるので、アカウント停止にならないように気をつけましょう。

短期的には成果が上がりますが、アカウント停止されるのできちんと見極めて依頼をしましょう。

代行の場合は、業務内容を明確にした上で発注をするためリスクは低くなりますが、正しくPDCAを回して管理をしてくれるのか?という点はチェックすべきです。

代行業者を選ぶ際には、具体的に下記の点を守っている業者であればある程度信頼できるかと思います。

・Googleのガイドラインを守る管理方法を取っているか?
※画像をあげる際の画像内の文字比率を注意しているか?/ビジネス名にキーワードなどを入れていないか?など
・基本情報管理に関して、NAP情報の統一などの細かい部分も対応してくれるか
・振り返りレポートを出し、改善点の提案があるか
・近しい業態での実績があるか


 PatheeのGoogleマイビジネスの登録・管理代行について

少し宣伝ですが、PatheeもGoogleマイビジネスの代行サービスを提供しております。

提供している代行サービスは下記のようなものですが、最終的には代行を離れてSTORECASTというツールで工数もコストも減らしながら運用するところをゴールとしています。

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実際に代行で支援をしている事例としては、
・コスメショップ(50店舗規模)
・シューズショップ(100店舗規模)
・ベビー用品店(50店舗規模)
などがあります。

弊社は小売業をメインに代行サービスを提供をしているため、飲食店などの方からのお問い合わせであれば、ご期待に応えられない可能性が高いです。

GMB についてもっと知りたいや今現在何か課題を持っている方は、株式会社Patheeにぜひお気軽にご連絡ください。