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人生の苦悩と栄光─『ペインアンドグローリー』が語るアルモドバル


出た!!

人生最後の締めくくりたい監督の俺様の自伝映画。流行ってるよね。最近。。



好きだからさー。やっぱり見るよね。
もう美しいったらありゃしない。この歪んだ綺麗さ。最高。最初からこの人くるくる。。。

正直言って今回の映画に出てくる女優や俳優、、アドモドバルを愛してる人なら、あああ、あの人、あの人、、、みたいので結構ひっくり返った。あの映画館で電話でやり取りしてた男性は「神経衰弱ギリギリの女たち」に出てたタクシー運転手さんよね。

すべてのシーンが絵のような人工的に作られた美しさの中のその不自然さが美しい。バンデラスー。。。あのマドンナの相手役でエビータで踊ってた彼なのに。。背中痛くてやられちゃって。。。そう、これがアルモドバル。あなたの幽体離脱の姿。

女性賛歌は絶対やめない貫きがあるから素晴らしいのよこの人は!!!!! ME TOOもなにもありゃしない。「俺ゲイ、俺母ちゃん好き」このメッセージだけで白ごはん何ばいでもいけるからね。

とりあえず、あたしは最後の終わり方が超蒲田行進曲で笑った。劇中劇でした。そう、人生は劇。主人公はあなた。そしてアドモバルの永遠のテーマ。俺ゲイ、お母ちゃん好き、女尊敬してる、俺奇才が延々と続く。

みたいな感じ。いい映画よ。昔の恋人とか出てきたりみてみて。この映画を見たあとは自分が中年なのがうれしくなる。この人ほど女のシワをきれいに撮る監督はいないわ。高須医院長もまっさおよ。そして、歳を重ねる喜びと哀しさをを教えてくれる。

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