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【RFM】 患者さんと良好な関係を築く心構え

今日の教え

原文
有子曰く、その人と為りや孝弟にして、上を犯すことを好むものは鮮し。
上を犯すことを好まずして、乱を作すことを好む者は、未だこれあらざるなり。君子は本を務む。本立って道生ず。孝弟なる者は、それ仁をなす本か。


有子がいわれた
「孝(父母によく仕えること)と弟(兄や年長者によく仕えること)ができている人柄でありながら、目上の人に対して道理に外れたことをするのを好む者は、ほとんどいない。目上に逆らうことを好まない者で、乱を起こすのを好む者は、いない。
君子は本、つまりものごとの根本に力を尽くす。本、つまり根本が定まって、道、道理が生じる。孝と弟の二つの徳こそ、最高の徳である仁(自然に湧くまごころ、愛情)の本であるだろう」

考察

渋沢氏は、この教えをもって、「人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない」と述べている。
私はこう思った。
「家族を大切にできない人が、患者さんを本当に大切にできているのだろうか」
医療従事者に限らずだとが思うが、仕事が忙しくなると家族をないがしろにしてしまいがちだ。当然、私も含めて。
だが、よく考えてほしい。家族をないがしろにしてまで、大切な仕事ってなんだろう。
もちろん、一刻を争う、急を要する仕事などは例外だ。しかし、得てして、そうでない仕事であっても、「これは急を要する仕事だ」と自分に言い聞かせ、家族をないがしろにしていないだろうか。
そして、そうでもしてまで行う仕事とは、本当に目の前の患者さんのために行っていることなのだろうか。目の前の家族も大切にできない人が、患者さんのために働けるのだろうか。

次に、逆転させて考えてみよう。
患者さんとの接し方に困っている時、家族とのコミュニケーションを思い出してみると良いかもしれない。

渋沢氏はこのように述べている。

根本さえしっかり立てば、枝葉はおのずから繁栄するように、目上に仕え他人に交わる方法はおのずから生まれてくるものである。

その「根本」が、まさに家族である。大切にしていこう。
その先に、その人なりの、患者さんと良好な関係を築く方法が、みえてくるはずだ。

✅まとめ
患者さんと良好な関係を築くために、まず家族との関係を大切にすべし


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本記事は、以下の本を参考に作成しています。

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