【竹林を抜けるドローン】編隊を組んで飛ぶドローンが竹藪もすり抜けるぞ

NHKで放送されていたドキュメント72時間という番組で、とある地方のそこそこに広い庭でドローンの練習をしている集会を写していた。ドローンにはカメラが搭載していて、ヘッドマウントディスプレイに投影されている。

あたかも空を飛んでいるような錯覚になり、ドローンを巧みに操作することで、生涯ポイントをすり抜けていく感覚は鳥か、昆虫になった気分だろうか。自分もやってみたい。

集会に来ている人は若い人というわけでもなく、ネットのある生活に縁が少し遠いような年を経た方達も少なくなかった。ドローンでの仮想の飛行体験はどのように感じているんだろう。

実際、ドローンにカメラをつけて、ヘッドマウントディスプレイでのぞきながら操作をすることが、こんな早く身近に実現するとは思ってなかった。うちの近所にそういう場所があるかな?


中国の浙江大学に所属している研究チームは編隊を組んで飛行できるドローンを開発した。

実験では10機のドローンが情報共有しながら、竹林を飛び回る。

このドローンは手のひらサイズで、とっても軽い。深度カメラ、高度センサー、オンボードコンピュータを備えていて、衝突回避、飛行効率の向上、群れの中でお互いに情報を共有する。

GPSなどの外部インフラに依存しておらず、自律で飛ぶので災害救助などに役立つ可能性がある。竹林の中を飛び回りながらも、お互いが接触しないのはローカルネットワークで情報共有しているゆえの反応の早さか。

地震の被害報告を受けて、救助を求めている場所が危険な場所だったりする場合に物資を送るなど、単機では出来ない重量も10機いれば、もっと運べる。

まあ、軍事利用にも転用できるので、この技術がどこでまず使われるかはなんとなく予想がついてしまう。

いずれは民間に技術が降りて、楽しいおもちゃになってくれれば良いけれど。でも、配送ドローンとしても役に立ちそう。


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