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【香りが助ける?うつ病と記憶の関係についての新発見】記憶の想起に香りが役に立ったぞ

うつ病の治療において、香りが記憶の想起に与える影響が注目されています。最新の研究で、香りがうつ病患者の回復に役立つ可能性が示されました。

香りと記憶

香りは言葉よりも特定の出来事の記憶を呼び起こす効果があります。この研究では、香りがうつ病患者の記憶想起に与える影響が詳細に調査されました。

研究の背景

神経科学の研究者は、扁桃体の刺激が記憶の想起に役立つことを発見しました。しかし、うつ病患者は特定の自伝的記憶を思い出すのに苦労します。

実験方法

研究では、うつ病患者に対し、様々な香りを嗅いでもらい、それが特定の記憶を呼び起こすかどうかを調査しました。その結果、香りが記憶の引き金となり、より具体的で鮮明な記憶を想起させることが分かりました。

研究結果

香りを受け取ったうつ病患者は、言葉の手がかりよりも記憶を強く想起しました。また、香りによって喚起される記憶はより鮮明で、ポジティブな記憶を思い出しやすい傾向がありました。

考察と展望

香りを利用した治療法がうつ病患者の回復に役立つ可能性があります。今後の研究では、脳スキャナーを使用した詳細な調査が予定されています。

結論

香りはうつ病患者の記憶想起に効果的であり、その治療法の可能性が示唆されました。この研究は、うつ病治療に新たな視点を提供しています。

ChatGPTより作成


ヤング教授はうつ病の人が特定の自伝的記憶を思い出すことに苦労しているということを知っていて、健康な人の場合は香りによって、鮮明でリアルに感じられる記憶の引き金になるということも知っていたという。被験者に、オレンジから挽いたコーヒー、靴墨、ヴィックス・ベポラップなどなど、なじみのある香りと一通り嗅がせた。

すると、匂いから手がかりをつかんだうつ病の患者が、記憶を思い出す力を発揮したとのこと。さらには、そこからポジティブな出来事を思い出しやすくなった。

記憶が改善されれば、過去の経験から問題解決や、感情調節などの機能的な問題からアプローチが出来るだろうとのこと。

嗅覚は普段気にしていないけれども、食事をするときも嗅覚がないと味っけがなくなってしまう。それほどに嗅覚は味の感じ方に関わっているし、普段から、記憶と匂いはつながっていたりする。本人は気づいていないだけで、香りのトリガーは記憶のドアをノックしてくれるのだろう。

日常的に口にしていたものなら、引き金になる香りが見つけやすいかも。タバコだろうと、ご飯だったり、歯磨き粉だったり。ラーメンを常食していたのなら、ガラの匂いでも反応があるのかな。


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