老いるほどに輝く光を発見

後光というものを見たことがないんですが、何か尊いものというか、神聖なものを見たとか、そういうものの後ろから差す光があるらしい。マジで見たことないけれど。だいたい仏の肖像画に描かれていたりする,あと菩薩あたり?

誰かの即席歌でどっかのおじいちゃんがちゃぶ台背負って後光だとのたまったら、そのあとすぐに仏さんになっちゃった、とか言う内容で当時は若かったから、普通に笑ってしまった。

特撮ものなんかでよく神聖なものに後光を光らせていたもので、後光をだして光らせておくと、何か別次元の清いものだと安直に理解できるもの。便利な演出だなと今は思う。


大阪市立大学などの研究チームがどれだけ老化していたかを体内の物質から放つ光でわかる線虫を開発。

生物の体内ではエネルギーとして使い切れなかった糖やタンパク質と脂質などが結びついて「最終糖化産物(AGEs)」と呼ばれる状態に変化する。

AGEsは加齢や、糖尿病や動脈硬化の進行にも増加すると考えられており、アルツハイマーとの関連も指摘されている。

この蓄積量を測れば、老化や病気の進行具合を把握できる可能性があるという。

研究チームは特定にAGEsに光を当てたとき「蛍光」を発する性質があるところを着目。

体が透明で生きたまま調べられる線虫を使って、光でAGEsが計測できないかを調べたところ、

3週間の寿命を持つ線虫は寿命が近づくにつれて青い蛍光色を強く増していた。

この傾向が強かった線虫は早く死に弱かった線虫は長生きする傾向が見られたという。

加齢光とよばれる老いの光を発見したおかげで、老いによる病気や寿命の指標が見えてきた。ここでの課題はこの加齢光をいかに抑えていける方法があるか。

要はAGEsを増やさずに身体にたまったエネルギーを使い切って循環できればいいんだろうね。

老いると運動量が少なくなっていくから、この循環がうまくいかなくなっていくんだろう。この問題をいかに解決していくか。案外寿命を克服するのは,近い未来だったりするかな。



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