【はやぶさ2のお土産】リュウグウの組成は地球物質の5-6%を占めていたぞ

はやぶさ2が戻ってきてから、もう2年経っていたのか。初代はやぶさが満身創痍でイトカワにたどり着き、周りの気体を拾ってきたのも何年前だったか。

はやぶさ2は計画がだいたいうまくいって、いただくものをいっぱいもらってきた。この小惑星がどうして存在しているのか。なぜ、宇宙を漂っているのか、小惑星の組成がわかるとどのようにしてリュウグウができたか、予想が出来る。ひいては、この宇宙で地球や惑星が出来た理由ももっと細かくわかるかもしれない。

これが直ちに暮らしに直結することはないだろうけれど、宇宙がどうやって出来たってことがわかると、人類の文化レベルが一段階上がるんじゃないかなって。かつては地球が丸かったなんて信じない人がずっと多かったんだけれど、今は地球が丸いと言うことを知っている。

この世界の真理を一つわかったら、人類はまた宇宙からより遠くに行けるんじゃないかと思っている。


日本のJAXAの探査機「はやぶさ2」が地球に帰還して2年が経っている。今回の新しい研究により、小惑星リュウグウの亜鉛と銅の同位体組成が明らかになった。

この同位体組成から、リュウグウの組成はイブナ型炭素質コンドライトに近く、太陽系外縁部のリュウグウ型の物質は地球質量の5-6%を占めていることがわかった。

地球上で発見された隕石は、科学者に太陽系の最初の瞬間を表すサンプルを提供している。今回、2020年12月にJAXAが運用する「はやぶさ2」が地球に帰還したことで、小惑星リュウグウから5グラムの破片を持ち帰った。

パリ・グローブ物理学研究所、パリ・シテ大学、CNRSの研究者を含んだ国際チームが行った最初の分析により、小惑星リュウグウの組成は最も科学的に原始的な隕石であり、太陽に最も近い塑性を持つと考えられているというイブナ型炭素質コンドライトの組成に近いことが明らかになった。

また、リュウグウから取ったサンプル中の銅と亜鉛の同位対比が他の全てのタイプの隕石とは異なることもわかった。

イブナ型炭素質コンドライトこと(CIコンドライト)とは、科学的に最も原始的な隕石で太陽に一番近い組成であるという。

のこりの95%は一体なにで出来ていたんだろう。太陽以外で違うものがくっついてきたのか。このあたりがもっと謎を解明できたら、リュウグウがなぜ生まれたのか、これがわかることでまたひもとく様に新しいことがわかるんだろう。

日本の研究予算ってアメリカに比べるとやっぱり低いそうな。どうやら1500億円ほどのようで、NASAは2兆円チョイだという。研究は金と回数こなさないとなかなか芽が出ない。

そんな状況でも一定の成果は出ていたのだから、はやぶさプロジェクトは本当にすごいね。


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