【 高速物流ロボット、ヒューマノイドに勝る?】人型ロボットよりシンプルすぎるロボットが業界で普及するかもしれないぞ

ドイツのフラウンホーファー研究所が開発した高速物流ロボット「evoBOT」と「O³dyn」が、ヒューマノイドロボットと比べて優れた性能を発揮し、物流業界で普及する可能性があることが明らかになった。

evoBOTは、時速60kmで走行し、最大65kgの荷物を持ち上げることができるセルフバランス型2輪ロボット。また、凹凸のある地面でも45度までの傾斜を走行できるため、倉庫や工場などのさまざまな環境で活躍できる。

O³dynは、全方向性のメカナムホイールとエアサスペンションで稼働する自律型パレットジャッキ。時速36kmで走行し、最大350kgの荷物を持ち上げることができる。また、狭いスペースでも自由に移動できるため、物流拠点内の荷物の運搬に最適だ。

両ロボットとも、まだプロトタイプの段階だが、フラウンホーファーは2024年の実用化を目指している。

ヒューマノイドロボットは、人間のような形状や動きをするため、人間の仕事を代替する可能性を秘めている。しかし、初期のヒューマノイドロボットは、まだ人間の動作を完全に再現することはできず、動作速度や荷物の持ち上げ能力にも限界がある。

これに対し、evoBOTとO³dynは、ヒューマノイドロボットよりも優れた性能を発揮する。evoBOTは、高速で走行し、高い荷物の持ち上げ能力を備えているため、倉庫内の荷物の移動に適している。O³dynは、全方向性のメカナムホイールにより、狭いスペースでも自由に移動できるため、物流拠点内の荷物の運搬に適している。

今後、evoBOTとO³dynの性能がさらに向上すれば、物流業界でヒューマノイドロボットに代わって普及する可能性は十分にある。

bardで作成


人間のお手伝いをするロボットは決して人型で無ければならないと言うことは無くて、いろいろと持ったり運んだりしてくれれば、それでも十分助かるというもの。

現実的な話、人間と同じような四肢を持った関節のあるロボットであったら、マニピュレータの損耗が激しいだろうし、メンテナンスにも時間と費用がかかってしまうだろう。

今回のロボットは至極シンプルな構造をしており、ものを持ってもらったり、倉庫の管理をしてもらったりなど、人間の仕事の手伝いなら十分な働きを見せてくれそう。

まあ、ものを運んでくれるだけなら、最近のファミレスでも配膳をしてくれるロボットがいる。あれは、リモコンロボットの方が近いとさえ思うけれど、今回のロボットは独り身や力が弱い高齢者がスーパーで買い物したときに一緒に付いてきてくれたら、きっと心強い。

車のトランクに備えておいて、重たい食品の袋を担いでうしろに付いてきてくれたら、それはちょっと便利じゃないかなって。


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