コミケの戦利品を紹介していく3 C101


コミケでお馴染み会場限定ドリンク 200円!

コミケに行くと、自販機には必ずコミケ期間しか販売していない飲み物が売っていて、ごく普通の飲み物だけれど、200円する。明らかに割高な買い物だけれど、運営資金にまわるようだから、毎回一本買っている。

もう少しがめつくやっても、うまくいくんじゃないの? なんて思っているけれども、余りもうけ過ぎちゃ良くないようなので。物販は収益が余り安定しないようだし、参加費できちんと収益を確保した方が、安定するんだろうなと。

これから先はおそらく安くはならず、少しずつ高くなっていくかな。なんだかんだで光熱費も上がっているし、物価の値上がりはこれからどんどん進んでいくだろうし。

こちらも、購入費だけを考えればいいとはいかなくて、移動費や食事代、その他諸々の消耗品に結構散在する。地方から来る人はホテルに泊まるから、もっとお金がかかってくる。

全体的に賃金が上がらないと、本当にガス欠待ったなし。買いたいものも我慢するようにはなりたくは無いですね。貧すればなんとやらというもの。



ドネツクのデブ猫 零式水偵物語8 ムンダ防衛線


1943年2月初旬のガダルカナル島撤退後に南東方面作戦を担当する日本軍は中部ソロモンのニュージョージア諸島に防衛戦を定めていた。すでに制海権、制空権を喪失していた日本軍は輸送に小型艦艇を頼っており、米軍との数回におよび海戦の末、日本側は大きな被害を生んだ。

日本軍はニュージョージア島から撤退。さらにコロンバンガラ島からも撤退し、その後はベララベラ島からも撤退。ニュージョージア島攻防戦で日本軍は敗北した。

さかのぼって1942年12月中旬にニュージョージア島西部にあるムンダに日本軍は飛行場を完成させたものの、米軍は対岸のレンドバ島に重砲陣地をつくって遠方射撃。飛行場は破壊されてしまう。零式水偵でやってきた徳川も墜落して飛行機を失った。

となりのコロンバンガラまでなら救助は出来るが、ここムンダからは自力で脱出しなくてはならなくなった。唯一、残存していた大発動艇はエンジンが動かない。しかし、ルビアナ島の入り江に同じ船が擱座していたことをしり、夜の闇に乗じて、エンジンの回収に成功。

なんとか動かせるようになった大発動艇に傷病者達を乗せて、コロンバンガラ島を目指すものの、エンジンが途中で止まってしまい、とうとう朝を迎えて米軍の魚雷艇に発見される。

傷病者を含む無抵抗の日本人達の前に米軍の銃口が向けられた。そのとき、帝国海軍百瀬中尉は肌をさらし、武器が無いことを示すと自らの胸を指しここを撃て!shoot hereと叫ぶ。


戦争によって、お互いが命の奪い合いをするようになっても、戦争が終わったら人間に戻る。日本人達にタバコと食料を分け与えて見逃した魚雷艇の艇長は、故郷のみやげ話に無抵抗の日本人達を殺したと胸を張って言えるか?と、詰め寄ってきた部下にそう問い返した。

国のいざこざでときには望むも望まないも国民は戦地にかり出されてしまう。他人を殺したという事実は覆るものではなくて、日常に戻った時も人間でいるためには、相手も同じ人間だと扱うべきなんだろう。状況が変わることが戦略の目的であって、国は虐殺までは求めていないのだから。

戦争から還ってきた兵士がPTSDになる報告がたくさんあるわけで、極限状態で理性を保つことなど、とても難しいことではあるけれど。


夏コミの買い物。今回のとダブっていたw

未だに戦争状態が続いているかの国では「キエフの幽霊」と恐れられている戦闘機がいるという。1人のウクライナ空軍のパイロットが複数のロシア軍機を撃墜したという話がSNSで投稿された。30時間のうちに6機の戦闘機を撃墜したという。

しかし、複数のメディアはゲーム画面を利用したフェイク動画だと指摘。のちにウクライナ空軍は実在しないパイロットだと認め、国民の戦意高揚を図るためのプロパガンダと認めた。

このキエフの幽霊は、この作家さんにコミカライズされ、去年の夏コミに頒布された。すると、なんということでしょう。この架空の英雄を描いた同人誌が戦時下にあるウクライナのもとで翻訳されて売れているという。

ドネツクのデブ猫もまもなく発刊されるそうな。

真実でなくても、戦意を高揚させるプロパガンダは戦争には必ず用いられる。でも、こういうのは当事国で作られるものだと思っていたけれど、国を渡って影響を与えるとは、これもSNSがある故ですね。





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