【運動したら気分上々するのを確認】瞳孔は運動負荷の増加に関連があったぞ

目は口ほどにものを言うと言う言葉もあるとおり、なんとなく目を見ていると口では言っていることと裏腹なことを述べているような気がしていたり。

笑っているのに目が笑っていないように見えるときも、どこがと言われるとうまくいえないけれど、どこかが違って見える。

表情って、よく見ると嘘と実がわかれていることがあって、なんとなくわかる人は経験からデータベースが頭の中にあって、経験則で判断できるんだろう。

目を見て好意を持っているか、測る目安というのがあって、こちらにむけて瞳孔が大きくなっていたら、それなりに関心があるといえます。それは、こちらの人格に対して好意を持っているか、もしくはこちらのステータスに興味を持っているか。どちらかはわかりませんけれど。


筑波大学体育系、ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センターの研究で瞳孔は運動負荷の増加に伴い拡大することがわかった。

適度な運動によって、脳の機能が高まることが明らかになっているけれど、有酸素運動中にヒトの脳内ではどのように応答しているのか明らかにされていなかった。

今回の研究は26人の健常若齢男性の大学生、大学院生に自転車ペダリング運動を行ってもらい、呼気ガスマスクと心拍計を装着し、呼吸循環器に関わり整理応答を計測した。

被験者の前にはアイトラッカーを取り付けて、瞳孔の大きさをモニターする。ここで「イキイキ」したような覚醒状態に関わる気分を二次元気分尺度という気分聴取をも位置いて計測した。

二次元気分尺度とは、被験者による心理状態のセルフモニタリングを通して、心の活性度と安定度を測る検査。快適度と覚醒度を2軸とする二次元グラウに示すことで、心理状態の特徴を視覚的に理解することが出来る。ネットでも買える。

非常に軽い強度では安静状態よりも瞳孔の拡大が見られ、このときに瞳孔の拡大がより大きかったヒト程、覚醒気分のスコアが高まっていた。これは、このときの瞳孔拡大が脳の覚醒を示している仮説を支持している。

その後の低、中強度運動では酸素摂取量の増大に対して、拡大の程度は大きくならず、中強度を超えた付近から最大運動に至るまで再び急激な拡大を示した。

今回の研究ではうんと軽い運動でも瞳孔が覚醒気分の高まりと相関して拡大することがわかった。気分を良くするには軽い運動でも十分だと言うこと。

運動はきつくて苦手だと思う人も結構いるけれど、100前後の脈拍で動ける程度の強度でもよさそう。今はフィットネストラッカーもあるので、他人よりは動けなくても、脈拍が届いていれば十分。運動を続けたいけれど、身体が弱いから諦めかけている人もフィットネストラッカーで自分のペースを探ってみるといいと思います。


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