犬は言語を聞き比べることが出来たぞ

そういえば、犬の言葉を翻訳する「バウリンガル」をAmazonで探してみたんだけれど、在庫僅少の様子でどうやら流行にはなったけれど、ロングセラーにはなれなかったのだろうか。

あれは犬の鳴き声のデータベースから、入力されたデータを比較して、それに近いデータを出力するといったやり方。どれくらいデータが入っていたのかはわからない。

でも、犬の種類って、もちろんたくさんあるわけで、大型から小型まで、身体の大きさが違えば、声帯も違うわけでそこで聞き分けが出来るなら良いけれど、スタンダードな発音ってのがあるのかなとかいろいろ考えてしまう。


ハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学の研究で、MRIスキャンにより犬の脳はなじみのある言語となじみのない言語を区別することが出来ると科学誌NeuroImageに公開した。

執筆者のローラ・クアヤさんの愛犬クンクンは一緒にメキシコからブダペストに引っ越したとき、ブダペストの人たちは犬にとても親切で、クンクンに近づいて話しているとき、クンクンは違う言語で話をされていると気がついてるかもしれないと思ったという。

実験でクンクンを含む18匹の犬にMRIでスキャンをして、3種類の音声を聞かせた。

なじみのある言語となじみのない言語に非言語の3つを聞かせる。

すると、犬は言語と非言語を区別するだけで無く、なじみのある言語となじみのない言語も聞き分けていると判明した。

なお、若い犬よりも老犬の方が区別する能力が長けていたという。

たしかに、犬の訓練では言葉をかけて誘導していることもあって、犬は言葉を理解しているとはわかっていた。ただ、なじみのない言語を聞き分けていると言うことは、近しい人以外には言うことを聞かないことも出来るんだよって事か、賢ければ。

これも、長年の人類のパートナーとして生き抜くための能力の一端なのかもしれないね。これは多分、狼でも例外ではないかもね。狼も上下関係のある社会で群れをなしているから。



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