【空気からダイヤモンドが】二酸化炭素からダイヤモンドを合成できたぞ

ダイヤモンドって、元素が炭素なので石炭を圧縮するとダイヤモンドを作ることが出来る。映画スーパーマンで石炭をぎゅっと締めてダイヤを作ったシーンがあったような。

結局のところ炭素があれば、圧縮することで人造のダイヤモンドが作ることが出来る。つまり、骨もダイヤモンドにすることが出来る。

時々、テレビでも見かけるけれど、遺骨をダイヤモンドに変えて貴金属にしてもらう企業がある。
弔い方も様々になってきたけれど、墓じまいをして散骨をする一方で宝石に変えて身近なところにいてもらう。故人の一部であれば、当人の納得するかたちで弔うのは間違ってはいない。間違っても盗まれないようにしなければ。

ダイヤモンドは炭素で出来ているので燃やすことが出来る、加熱すると発光するように燃焼して、跡形も無く消えてしまう。

こうして、人造でダイヤモンドを研究する程度にまで用意できる時代。天然物に価値があるけれど、いずれはダイヤモンドの価値が崩壊しそうなときが来るような。


アメリカのスタートアップ企業「Aether(エーテル)」は空気中の二酸化炭素からダイヤモンドを作ることに成功した。

かつて錬金術師が鉛を金に変えようとしていたが、ついに現在の技術で空気からダイヤを作ることが出来た。

エーテルが開発した技術は二酸化炭素から特殊な装置でダイヤモンドに合成するという。

まず、小さなダイヤモンドを用意して、真空チャンバーに入れて空気から不純物を取り除く、次に水素とメタンガスを3000℃まで加熱し、チャンバーに送り込んでプラズマと呼ばれる高電荷ガスを生成する。

ガスは急速に分解され、小さなダイヤモンドに集まったメタンから炭素原子を放出する。すると、原子達は炭素原子で構成されている有機ダイヤモンドの結晶構造を模倣するという。

その行程で1時間に0.006ミリの速さで成長していくという。大きくすることが出来るんだ、これ。

天然物と見た目遜色ないため、ダイヤモンドの市場が崩壊する恐れもある。貴金属として希少価値のあるものが大量生産が可能になったら、言わずもがな。かつてのコショウが砂金と同様の価値があったように。

この方法でCO2を取り込んでダイヤを作れるので、直ちに影響はないとはいえ、CO2削減の手段になり得るだろうか。この方法があまりにもエコなので、もしかしたらもっと大きな損失が隠れているのではと思ってしまうけれど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?