【故人がAIになった】自分の葬儀でAIが参列者と会話してくれるぞ
最近はAIチャットがすごい優秀で、あれこれこういうコードを書いてと要求するとそれなりのものを書いてくれたりする。
まあ、知識もあるけれども、1つの議題に賛成派と反対派の意見も書いてくれるというのがすごい。というか、そういう質問をするとそれを読み解いてくれるのもすごい。
今は音声認識もリアルタイムで聞き取ってくれるし、翻訳もしてくれるしで、会話相手になるの桃時間の問題だろう。
バーチャルチューバーはいっぱいいるけれど、どれかがAIが演じているとしても、多分気がつかないと思う。
あとは、疑似人格をもたせればいい。フィクションでもいいから、過去を作ってあげれば、会話が弾むAIキャラクターとおしゃべりが出来るようになるはずだ。
イギリス、ノッティンガムで行われた葬儀で亡くなったマリーナ・スミスさんがAIを搭載した映像技術「ホログラフィック」によって、自身の葬儀をサプライズでバーチャル出演した。
スミスさんの息子である、スティーブン・スミス博士の会社が構築した「StoryFile」というAIツールにより、葬儀の参列者はスミスさんとリアルな会話を交わし、質問をすることが出来たという。
スミスさんは他人を助けることで成り立つ人生を送り、非営利団体を立ち上げたこともあった。生前は自分の人生について語る映像を何時間も録画しており、共有された情報のほとんどが喪主も知らないものだった。
喪主でありスミスさんの息子でもあるスティーブン博士は、ホロコーストの生存者の話を保存共有するためにこのAIを開発した。マリーナさんがホロコースト活動家であり、ホロコースト教育センターを夫婦で設立していた。「StoryFile」を開発したのは、ホロコーストの生存者から物語を共有するためでもある。
マリーナさんは亡くなる前に自分の人生について話していた。何時間もの映像を記録してバーチャル映像を作成。共有された情報は参列者に走られていなかった。
弔問客には当然衝撃を与えたそう。しかも、質問すると詳細に誠実さを持って応えてくれたという。
いまは、アメリカとイギリスにサービスを展開してるようだけれど、いつかは日本にもやってくるだろう。AIで作られた故人はやはりキャラクターなのだけれど、実際、生身の人間と架空のキャラクターとの狭間ってそれほど隔たりはないのではと思う。
最初は違和感を持つだろうけれど、人間の想像力は補完をしてなじんでしまうだろう。人間はフィクションや物語で文明を発展してきた。葬儀の時にAI故人が別れの挨拶をするって演出もいつかはすんなり受け入れられるだろうな。
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