牛にVRヘッドセットをつけて収穫量が増やせたぞ

今、想像するのも時期尚早ではと思うけれども、自分らの老後は科学とも魔法ともわからないくらいに文明が発達していて、現実よりも仮想現実にいる方が居心地が良い世の中になっていると思う。

そのうち、ベーシックインカムが通用するようになったら、働かない人は中古のVRヘッドセットをつけて、仮想現実に入るための専用マシンで、楽しくやっているんじゃないかなって。

暗号通貨も試算として通用するようになってきているし、仮想現実のなかでお金を稼ぐことが可能になるだろう。そこで生活費を稼ぐことも可能になったり。身体が動かなくても、死ぬ寸前まで好きなことが出来るかもね。

CGの世界だって、最近のゲームを見ても美しい世界がいくらでもあるわけで、居心地の良い場所を見つけたら、それだけでストレスが解消されるかもね。

でも、サウナはリアルがいい。


冬の寒さで人間は活動力を落としてしまうけれど、牛もまた例外ではなくて、トルコの乳牛も冬になると精製される牛乳の量が少なくなってしまうと言う。

2018年にトルコ中部のアクサライ州で牛事業を立ち上げた農家は180頭の乳牛から乳量を増やすために、最初はクラシックを聴かせることから始めた。

音楽を聴かせて、リラックスさせるやり方は割と知られているけれど、いまは2頭の牛にVRヘッドセットをつけている。

この牛にヘッドセットをつけて、牛たちには緑の牧草地を見せた。10日間観察したところ、牛乳の質と量が向上していた。

これはクラシック音楽を聴かせるよりもずっと大きい結果だという。

牛で視覚的に安心感を与えることで乳量を増やしたと言うことだろう。錯覚を起こすことで、牛をリラックスさせたことで結果を得たと言うことは、おそらくもっと別の家畜にも応用が利くだろう。

でも、人間の脳だって割とうまくだませるので、VR空間にはもっと伸びしろを感じてしまうニュースだった。そろそろ、手に入れておく時期だろうか。


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