【宇宙はもっと歳を取っていた?】宇宙の年齢は267億年かもしれないぞ

カナダのオタワ大学の理論物理学者、ラジェンドラ・グプタは、宇宙の年齢について新たな提案を行いました。彼の提案は、従来の宇宙膨張理論と光仮説を組み合わせることで、宇宙の年齢に関する興味深い洞察をもたらしています。

提案によれば、ビッグバンが267億年前に発生した可能性があるとされています。これは通常の予測よりも2倍も古い年齢です。このアイデアの背後には、遠くの恒星や銀河が現在のモデルで予測されるよりも驚くほど成熟していることに対する説明があります。これは、時間の経過と共に光がどのように振る舞うかに関連しています。

宇宙の年齢を推定するためには、遠くの天体の光が赤くシフトする現象が観察されます。これは宇宙の膨張によって引き起こされ、光の波長が引き伸ばされるために起きます。グプタの提案は、この現象に加えて、光が時間の経過と共にエネルギーを失うことによって、遠くの天体が予想よりも小さく見えることを説明するものです。

提案されたモデルでは、宇宙は過去にビッグバンを経験し、それによって膨張してきたと仮定されています。さらに、結合定数と呼ばれる物理定数の変化も考慮されています。結合定数は力の相互作用を示すものであり、時間と共に変化する可能性があります。この定数の変化が光の振る舞いに影響を与えることから、宇宙の年齢の計算にも影響を及ぼす可能性があるとされています。

この提案は、宇宙の成り立ちや進化に関する新たな見方を提示しており、従来の理論との結びつきから新たな洞察が得られるかもしれません。科学者たちは、理論と観測結果の整合性を確保するために、さまざまなアイデアを検討しています。最終的には、これが宇宙論の進化にどのような影響をもたらすかが注目されます。この研究成果は、月刊誌 "Monthly Notices of the Royal Astronomical Society" に掲載されました。

ChatGPTより作成


BingAIにビッグバンが起きた時間を割り出す方法を教えてもらいました。

ビッグバンが起きた時間を割り出す方法は、主に宇宙の膨張速度と宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の観測に基づいています。宇宙の膨張速度は、ハッブル定数と呼ばれる値で表されます。ハッブル定数は、銀河の距離とその距離に比例する速度の関係を示します。つまり、銀河がどれだけ遠くにあるかと、どれだけ速く遠ざかっているかを測ることで、ハッブル定数を求めることができます。ハッブル定数を知ることで、宇宙の膨張が始まった時点から現在までの時間、すなわち宇宙の年齢を計算することができます。

しかし、ハッブル定数は時間とともに変化する可能性があります。実際、最近の観測では、ハッブル定数の値に大きなずれが見られています。この問題を解決するためには、別の方法で宇宙の年齢を推定する必要があります。そこで登場するのが、CMBです。CMBとは、ビッグバン直後に放出された強い放射線が、宇宙の膨張によって赤方偏移し、現在はマイクロ波の領域にある背景放射です3。CMBは、ビッグバンから38万年後に発生した「再結合」と呼ばれる現象で生まれました。再結合とは、原子核と電子が結びついて中性原子を形成し、光が自由に伝播できるようになった状態です。CMBは、再結合時の宇宙の温度や密度などの情報を含んでいます。この情報を解析することで、再結合時のハッブル定数や物質の量などを推定することができます。そして、これらの値から逆算して、ビッグバンから再結合までの時間や、再結合から現在までの時間を計算することができます。

以上のようにして、ビッグバンが起きた時間は約138億年前と割り出されました。この値はハッブル定数から求められる値とほぼ一致しています。しかし、この値はあくまでも平均的な値であり、宇宙の各地域では微妙な違いがある可能性もあります。また、ビッグバン以前の状態やインフレーション期間などについてはまだ不明な点も多くあります。今後もさらなる観測や理論的研究が必要です。


科学の常識はいきなりくるっと変わっちゃうから、怖いし面白いところでもある。仏教では、人間の一生はお釈迦様の瞬き1回分と例えていたような、なんとか。そういった、宇宙スケールでものを見たら人間の一生ははかない。

なお、今回の研究で、既存の宇宙理論の矛盾が解消されるという。ビッグバン理論もいつかは過去の話になっていくのだろう。まるで、世界は地球を中心に動いている地動説のように。

宇宙の真実にたどり着けるその日まで、新たな真実にも柔軟に受け入れる態度は維持したいものである。


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