超小型レーザーでレーザーピーニングを出展。で、レーザーピーニングって何?

レーザーピーニングってなにって、調べてみたら今後のインフラについて大きな役割をしていたので、知っておかねばと。

インフラの重要さは当たり前のように暮らしている自分たちはよく忘れがちなのだけれど、ある日突然アスファルトの道路に穴ができたり、水が出てこなくなったり、停電が続いたりしたら、まともに生活ができやしない。こうして、普段変わらず暮らしていけるのはインフラを支えてくれる行政や業者がいてくれるからこそ。…だから、税金は払おう。

レーザーピーニングとは金属が疲労するところにレーザーで「たたく」ことにより、疲労部分に圧縮強化され折れたり割れたりすることを防ぐことができる。

本来だったら、経年劣化で割れてしまった部品を新品に取り替えるものなんだろう。しかし、状況や構造によっては部品を換えること困難だったりする。

いつか、割れてしまってから交換すればいいという判断から、そろそろ壊れそうだから、補強しようと言う選択肢ができた。

レーザーを使うことで狭い場所員も施工ができるというちょっとすごい話。約10mmのパイプの内面に光ファイバーや小型レーザー照射ヘッドでアプローチが可能だという。


自然科学研究機構分子科学研究所は大阪大学産業科学研究所、株式会社ユニタック、株式会社LAcubedと共同で「Society 5.0科学博」に「超小型レーザーのレーザーピーニング」を出展。

レーザーピーニングはジェットエンジンの長寿命化などに利用されていて、なんでそういう場所に限られていたのかというと、パルスレーザーの装置が大型で、しかもクリーンルームが必要だったから。だから、使えるのは屋内に限られていて、現場作業が必要なところでは使えなかった。

今回開発したのは超小型のレーザーピーニングで小型の電源と人協働ロボットを組み合わせることにより、持ち運びができるようになった。

手のひらサイズのレーザーができることで、工場の生産ラインの活用ができたり、屋外でも使うことができるように。

ドローンを使ったレーザー点検などに危険な場所でもメンテナンスができるようになるかもしれない。

川や海を渡す橋の強化がなどに期待されているけれど、自転車や車の部品の劣化を防ぐことはできないかな。自転車のギアは手入れしないと割れちゃうし。


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