【どれくらい歩けばいい?】毎日11分のウォーキングで疾病リスクを下げるぞ

ウォーキングをだいたい毎日行っているけれども、行き詰まったときやいろいろな考えが浮かんできて、アイディアが浮かんできたり、解決案が浮かんだりする。ウォーキングは健康によいというのは前から確認されているけれども、ウォーキングは最も身近な健康法だろう。

運動が苦手な人は、まず始めるのが大変。エンジンを回すのにどうしたらいいのかって、まずなんとか回すしか無いんですよね。とにかく、考えずに動き出すこと。

回り出したら、そのうち身体が慣れてくるので、習慣になるまでほんの少しの努力で身につくという印象。つまり、しんどいのは最初だけと言うことになる。

これができるようになると疾病予防になるので、将来の医療費増大リスクを下げることもできる。歩くだけで、支出を減らせられるんだから、やらないなんて損している。


イギリス、ケンブリッジ大学の研究チームは、早歩きなどの中強度の身体活動を1日11分行えば、心臓病、脳卒中や多くのがんなどの疾病リスクを下げるのに十分であるという。

心臓病や脳卒中などの心血管疾患は世界的な死因のトップで、2019年には年間1790万人の死因となり、がんは2017年に960万人の死因となっている。身体活動、特に中強度の活動は、心血管疾患やがんのリスクを低減することが知られており、NHSは成人が週に少なくとも150分の痛強度の活動、または75分の強度の活動を行うことを推奨している。

研究チームは94の大規模コホート研究から3000万人以上の参加者を対象に196の査読付き論文で報告された結果を調べ、身体活動レベルと心臓病、がん、早期死亡のリスクとの関連について、これまでにない大規模な解析を実施した。

仕事上の身体活動以外では3人に2人が中強度の活動で、週150分以下の活動レベルを報告し、週300分以上は10人に1人以下であった。

中強度の身体活動とは、ダンシング、自転車、テニス、ハイキングなどがあげられる。これらの中強度の活動を週150分以上行った場合、約6人に1人の早期死亡を防ぐことができると算出した。また、9人に1人が心血管系疾患、20人に1人ががんを予防することになった。

しかし、すべての人が中強度の身体活動を週に75分だった場合。10人に1人が早死にを防ぐことができる。また、20人に1人が心血管系疾患、30人に1人ががんを予防することができるという。

この数字だけ見ると、ちょっと少ないのではと思うけれども、発症リスクを少しでも減らせられるなら、運動はやっぱりしておいた方がいい。認知症リスクも大きく軽減できるから、まずは週に75分つまり一日11分の運動から始めるのがいい。

ウォーキングの効用はメンタルにも効くので、これから先健やかに過ごすなら、習慣として取り入れた方がいいだろう。自分はずっと寝ていたいけれども、どうやらそういうのは衰弱の一途になるらしい。


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