【CFでオーダーメイド】腕のない少年が義手でイイネ!ができたぞ

ある漫画の肩書きで動物園の猿山にいるボスザルは片手が無かったという、飼育員にそれとなく尋ねてみると、「むしろハンデのある奴の方が強いんだ」とおっしゃったそうな。

片腕の男は強い。そんなイメージを自分は持っているけれど、どこから来たのか。フック船長かもしれないし、スターウォーズのルーク(帝国の逆襲で腕を切られている)、いや、たぶんコブラだろう。

コブラはかつての過去を捨てるつもりで、記憶を消してしがないサラリーマンとして暮らしていたけれど、トリップムービーを見ていたら、記憶がよみがえって、自分の腕がサイコガンだったと知るわけで。

コブラは隻腕だけど、サイコガンを使わせたら無敵。しかも、クリスタルボーイの特殊ガラスをぶち抜く義手の左腕。使い勝手が良さそうだけど、普通に考えたら、かなりの業物だったのでは。


片手を無くした状態で生まれたジェイコブ・ハイアットくんに新しい義手が届き、自転車がしっかり乗れるようになったという。ジェイコブくんに新しい技術の腕をあげたいとクラウドファンディングで寄付を募ったところ、13000ポンド(210万円)があつまり、オーダーメイドの義手が彼の元に届く。

片手で自転車に乗ると起動してもふらふらしてしまうのは重心が偏っていることもあるし、両手ハンドルの自転車では片手で支えるには少しコツが必要になる。

クリスマスプレゼントに新しい自転車とともにジェイコブ君はオープン・バイオニクス社から新しい腕をもらった。

この新しい義手はバイオニックアームと呼ばれていて、筋電義手という筋肉から発生する表面菌電位の出力量によって、動作制御できる。この義手は昨日の再現を目指して開発されたもので、OKサインやボールを拾ったり落としたりすることだって出来る。重量はあるだろうけれど、これからはその問題も少しずつ解決に進むだろう。

日本でもあるけれど、普及率は低迷しているという。ひとつにはシェアを海外のメーカーが独占しているために競争が発生していない。なので、価格が下がらないでいる。しかし、これらの問題を解決するために、3Dプリンタやスマートフォンの利用により、柔軟性があり、外観のも変えられる、そして低価格の筋電義手の開発が進められているという。

オープンバイオニクス社もオープンソースによる開発が進められており、日本でもイクシーが開発を進めている。

話は戻って、ジェイコブくんは早速新しい義手をアイアンマンの腕にように装飾していた。

片腕の時は自転車から落ちたり、ふらつくことがあったけれど、いまでは友達と一緒に自転車で走ることが出来たり、車のドアを開けたり、ポテトチップのパックを空けられたという。

腕のないキャラクターって、どこか惹かれてしまう。ハンデを補って生きる姿に芯の強さを感じてしまうからだろうか。


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