【自己修復するソフトロボット】刺し傷を受けても自己治癒するロボットを開発したぞ

生き物の身体は、自己治癒能力があって、ケガをするとそこに炎症を起こして、治癒力を高めて治そうとする働きがある。いわゆる、神経というセンサーが体中にあるので、異常を感知すると身体が反応する。

動物の身体は常に損傷と再生を繰り返しているからこそ、健全に動いている。

なお、ロボットは1つの工程においては人間の技術を越えるけれども、メンテが必要で外部から介入しないと維持が出来ないでいる。いまは人間のように表情を作れるロボットがいるけれど、人間に似ているだけで、決定的な違いは自分の損傷を治せない。

自分の損傷を自己修復できるようになったら、それはもう新しい生命体と錯覚してしまうだろう。


アメリカ、コーネル大学材料化学工学科の研究チームは、自己修復できるソフトロボットを開発した。

この研究室では、ロボットをより長く、より高い能力でどうさせるために、耐久性と俊敏性の向上を目指しているが、長年の課題であるロボットを長時間稼働させるとダメージが蓄積されて、運用が出来なくなってしまう。

そこで、最初のステップとして修理が必要なものであることをロボットが識別できるようにしてもらう。

研究室の勇気ロボット研究所では、長年にわたり、進取性のある光ファイバーセンサーを用いて皮膚からウェアラブル技術まで、ソフトロボットや関連部品をできるだけ軽快に実用的にするための研究を進めていた。

光ファイバーセンサーは光を通すことで、フォトだイードがビームの強度の変化を検出して、材料が変化していることを判断できる。このセンサーがすごいのは、導波路に穴が開いたり、切断されても光が伝えられる。

このセンサーを使うことで、信頼性の高いダイナミックセンシングを実現し、損傷に強く室温で切断されても、外部からの介入をなしに自己修復を可能にした。

とはいえ、限度があるので焼かれたり、酸や熱を持つものでは化学的な性質が変わってしまうので修復は難しい。人間の筋肉と一緒。

この研究室はいずれ機械学習アルゴリズムと統合して、自己修復する皮膚を持ちながら、同じ皮膚を使って環境を感じたり、多彩な作業が出来る非常に耐久性のあるロボットを作る予定とのこと。

自己修復できる皮膚をもつロボットが出来るって本当にアンドロイドが出来てしまう。10年くらいで、そんなドロイドが街を歩く日が来るかもしれない。ちょっと、ドキドキしてきた。

人間にそっくりなドロイドが様々な場所で人間の代わりに働いてくれる。少しの損傷なら、自己修復してくれるからメンテ代も安くなりそうな。いずれは、自己修復能力も人間を超えたものになりそう。それはまるで


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