光るサメ

ニュージーランド東岸沖で深海のサメ三種類が光を放つことが新たに発見。学術的に記録された。

光る生物って、だいたい緑色に光っているのが多い印象なんだけれど、これは青緑。発光する深海生物の殆どが青色で光るという。体内の化学反応により光るものが半分以上あって、それ以外は体内の光るバクテリアを住まわせているもの。

地上の発光生物はコントラストの高い黄色と緑が一般的。夕暮れでも目立つことができるためと言われている。蛍は求愛行動で光っているね。

まれな色として赤。長い波長の赤色は見えづらい。近眼の獲物には見えない赤色で遠くの獲物を探すためらしい。

話は戻って、深海の光るサメのうち、ヨロイザメは体長が1.8メートルにも成長し、光る脊椎動物として世界最大になるという。

無脊椎動物ではダイオウイカが実は光るとのこと。知らなかった。

生物発光する方法として、ルシフェリンや発光バクテリアが主であるけれど、ルシフェリンというのはルシフェラーゼという物質が酸化することで発酵するものであって、蛍や深海魚、バクテリアなどがこれを持っている。

ところが、発光するサメたちはそれらの痕跡が見つからなかった。

この三種のサメはホルモンを使って発行をしており、メラトニンを使って発光のスイッチを入れていると判明。

メラトニンというのは、睡眠を誘発したりできる化学物質。アイハーブでサプリでも売っている。睡眠効率を上げたいときによく使われる。

深海で光る能力があるのはかなり役に立つそうな。なお、深海生物の3/4が発光すると考えられている。深海の世界も厳しい。

1.8メートルのヨロイザメを飼育して、夜の部屋の中でぼおっと水槽の中で光っているというの、ちょっと見てみたい。


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