【宇宙空間で製造】宇宙空間でアンテナを製造する技術を開発しているぞ

3Dがあったら良いなと漠然と思っているけれど、なにを作ろうかなと思うとなにも思いつかない。様々な形を成形できるけれども、自分が暮らしの中で何かを作るニーズが無かったというのもある。

フィギュアとか、破損したおもちゃの部品など、思いつく限りでは自分の考えたオブジェをつくって、小物を作ってみたりとか。

データがあればいくらでも作れるから、ほしい成形物があったらそのデータを手に入れて、自前の3Dプリンタで作ってしまう。まだ、3Dプリンタの普及がいまいちな印象だけれど、いずれは高精細な出力が出来る機種が手に入りやすくなるから、ワンフェスなどで成形物をその場で購入する以外にもデータ販売という形で主流をつかむのも時間の問題なのでは。

数に限りがあった成形物の芸術作品も大量生産できる時代になっていく。でも、日用品もクラフト出来るんだ。ダイソーや無印で見つける小物収納品なども、気に入った大きさが無ければ、自分で設計できちゃう。これをデータで公開することだって出来る。

その気になれば、宇宙に3Dプリンタを持ち込んで宇宙空間の中で人工衛星を作ってしまうことだって。


三菱電機株式会社は太陽光と紫外線硬化樹脂を利用して、宇宙空間で人工衛星用アンテナを製造する技術を開発した。

最近は民間事業者による人工衛星などの宇宙機器打ち上げビジネスが立ち上がりつつあり、政府機関などが主導する大型の人工衛星だけでなく、研究機関や民間企業が主導する小さいサイズに人工衛星が現れている。どれくらい小さいかというと数十センチサイズ程度。

人工衛星のアンテナは開口を大きくする必要性があり、打ち上げるロケットのサイズによって、人工衛星のサイズの制約を受けていた。あと打ち上げ時に衝撃に耐えられるように丈夫に作らなくてはいけなかった。

今回は3Dプリンターで真空中でも適切な粘度を持ち、紫外線による硬化安定性を持つように配合した樹脂を開発。これを3Dプリンターで成形することで開口の大きいアンテナを真空の中でも製造する。

民間企業で宇宙開発事業をしているところって、調べてみると結構ある。デブリの改修や宇宙輸送のインフラ構築、科学実験や農業、海洋監視など、いっぱいあるね。

3Dプリンターの技術向上が進めば、衛星軌道上で自己生産をする人工衛星が出来るかな。デブリを回収して、分別して、リサイクルできる機能や製造プランを製作できるAIなど、ちょっと気が遠くなりそう。


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