【アブの死骸からプラスチック】生分解性プラスチックはアブを原料に生産するぞ

昆虫由来のプラスチックがプロジェクトの焦点

2023年8月14日、サンフランシスコで行われた研究発表によれば、将来のプラスチックの製造において、昆虫が新たな原料供給源として利用されるかもしれないことが示唆されました。このアプローチは、環境に優しい生分解可能なプラスチックの製造に向けた重要な一歩です。

環境へのプラスチック汚染問題への対応

プラスチック製品の大規模な生産と廃棄により、プラスチック汚染は深刻な問題となっています。この問題への対応として、研究者たちはプラスチックの材料を再考し、環境に負担をかけないプラスチックの開発に取り組んでいます。

昆虫由来の化学物質の利用

このプロジェクトでは、昆虫由来の化学物質をプラスチックの製造に活用します。具体的には、黒い兵隊バエ(Black Soldier Fly)から得られる化学物質を利用し、生分解可能なプラスチックの材料として開発することが検討されています。

昆虫の短い寿命を活用

黒い兵隊バエは成虫の寿命が非常に短い特性を持っています。これに注目し、この昆虫の成虫の死骸が新しいプラスチックの原料として利用される可能性が探求されています。これにより、プラスチック製造における持続可能な原料供給源が提供されることが期待されます。

キチンの抽出と利用

研究者たちは、死骸から抽出したキチンという化合物を活用しています。キチンは昆虫や甲殻類の殻に豊富に含まれる成分で、生分解性のポリマーを製造するのに適しています。このポリマーは水を吸収する特性を持ち、農地の土壌向けの高吸水性ハイドロゲルなど、さまざまな用途に利用できます。

将来の展望

この研究により、昆虫由来のプラスチックは、プラスチック汚染問題への対処に一石を投じる可能性があります。昆虫由来の化学物質を使用することで、プラスチックの生分解性と環境への負担軽減が実現できます。このプロジェクトは、持続可能な循環型経済の概念に基づいており、廃棄物をリサイクルして新しいプラスチックを製造する方法についての革新的な試みです。昆虫由来のプラスチックは、環境への負担を軽減し、持続可能な未来への一歩となる可能性があります。

ChatGPTより作成


キチンという物質に聞き覚えがあるなと思ったら、カニやエビの殻に含まれているあのキチンだった。キチンは汚れた川の水もきれいにしてくれるとかという話も目にしていたけれど、アブのキチンはエビやカニよりも純度が高くて、魚介アレルギーの心配も無いという。

昆虫由来のプラスチックというのも、あまり聞いたことがないもので、ずっと昔から問題になっているマイクロプラスチックの問題も、昆虫由来のプラスチックに置き換わるようになれば、少しは解決に近づけられるのか。

アブのプラスチックなら、昆虫が食べてくれるそうなので、リサイクル面でも心配ない。地面に放置しておけば、微生物などが分解してくれる。

ただ、アブって量産できるのかな。どこにでもいる昆虫だけれど、アブの養殖って聞いたことがない。虫の養殖と言えば、殺虫剤メーカーがゴキブリを求めているらしいけれども、そういうのはメーカーが自社生産しているかな。そういえば、ゴキブリも構成要素がエビの殻と同じだとどっかで聞いたことがあったな。キチンがとれるかな。


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