【洋上に浮かぶ新型風力発電機】樹木みたいな風力発電機を発表したぞ

再生可能エネルギーの話題は時々見かけるけれども、あまりおおきな成果を見かけていない印象がある。いずれは再生可能エネルギーのシェアが大きくなるのだろうけれど、それはいつの日になるのか。もしかしたら、数十年先になるかもしれないわけで。

もしかしたら、核融合発電の方が先に実用化してシェアを広げるんじゃないのかなと思ったりして、これからどんどん増えていくエネルギー消費に対して、従来のエネルギー産生法では追いつかないかもしれないと思ったり。

各自治体レベルで小規模の発電所を設けたらと思うし、そうなったら、再生可能エネルギーでまかなうところもあるだろう。

海がそばにある江東区や横浜市とか、海上に風力発電を設置したら、自治体が電気を安く提供できるってことは…、そういうのはまだ無理か。

風力発電機も破損するって話があって、昨今大型台風が増加傾向なので、従来の水平軸型風力タービンは簡単に折れてしまわないだろうか。


ノルウェーのスタートアップ企業「World Wide Wind」が海に浮かぶ新型風力発電機を公式サイトで発表した。

この風力発電機は風車型では無く、樹木の枝のような風を受け取る部分があり、ブイに浮かんで風を受け止めるように出来ている。この会社は【従来の風力発電機の2倍の出力を出せる】と主張している。

一般的によく見かける風力発電機は水平方向に風を受ける風車があり、そこからタービンを回して電力を発生させている。しかし、いくつかの問題がすでに把握されていて、騒音問題や強すぎる風力は羽根が折れたり、軸がもげたりすることがあった。

この弱点を払拭するように羽根の形も様々なアイディアがあって、実際に使われている。

World Wide Wind社は地面に対して垂直軸に回転する「垂直型風力タービン」を採用。風に対して水平方向に廻る。しかし、この垂直型風力タービンは従来の水平軸型風力タービンの効率よりも悪かった。

ここで、同社のアイディアは垂直型風力タービンを回す羽根を上下に用意。お互いの回転方向を互い違いにして、タービンを回す速度は相対的に2倍になったので、発電効率を高められるという。

そして、強すぎる風力に対しては、海上で浮いているので強すぎる風を受けた時も土台が傾いて動くので、より柔軟に耐えることが出来る。

風が強すぎて、真横に倒れたりしないだろうかと思ってしまうけれど、実際はどうだろう。なお、小型化モデルも発表するそうで、小型化すると出力が出せるのかちょっと懸念がある。

理論的には面白そうなんだけれど、ふつうのサイズでもちゃんと出力が出せるかな。


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