【レンガで蓄熱】化学電池を超える低コストの蓄熱システムを開発したぞ

再生可能エネルギーがいろいろと取り沙汰されているけれど、日本の景観がメガソーラーで埋め尽くされてしまうのかと思うと、モヤモヤとする。
日本は山が多いから、ちょっと外に出ればすぐに山が見えてくる。その山々を眺めていたけれど、その山脈がソーラーパネルで敷き詰められてしまうと思うとなんかいたたまれない。

原発は反対という立場ではないが、それに替わるものが今のところ存在していないので、とりあえず稼働させておこうと思っている。
夏や冬に光熱費が上がっていくし、これから先も化石燃料に頼っていたら、電気代はやっぱり上がっていく。

光熱費を削減するためにエネルギーを効率よく貯めておけば、もっと暮らしが楽になるものを。現状、エネルギーを溜めておくのは難しい。電池はいくらでもあるけれど、一家庭の1日補える程のエネルギーを溜めておける装置はなかなか出てこない。


ロンド・エナジー社は、同社のレンガ積み焙煎蓄熱装置により、非常に安価で再生可能エネルギーを高温の熱として蓄熱する。

このレンガトースターは有毒なものも時間経過で腐敗するモノは入っておらず、化学電池がリサイクルされている間も、40年、50年後も変わらず熱を蓄えることが出来る。

ロンド社は、この熱を98%という驚異的な効率で回収し、従来の電気化学電池の単位エネルギー当たりのコスト5分の1に仕上げたという。

このレンガトースターは低コストで超高速展開、スケールアップのために最適化されており、1500度の熱を保持することが出来る。さらにより高価なヒーターやレンガを使用すれば1800度程度まで到達することが可能。

電力がこの何千トンものレンガに供給されると、電気ヒーターが過熱することでレンガがどんどん熱くなる。何千トンものレンガがなので、1日当たり1%未満という損失で数日はエネルギーを蓄えられる。

この蓄熱装置を用意するにはちょっと広い敷地が必要になりそうだから、一家庭の家ではちょっと難しいかな。
でも、団地の様な長屋で暮らす場所なら、こういうのがあっているかもしれない。

とかく、この先の将来もあらゆる分野でエネルギーがうんと必要になるだろう。節約が出来るところはちゃんと出来ることが望ましい。


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