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日常と非日常の隙間を私らしく綴ります。 いつか、大人になった娘に、足掻いている親の姿を…

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日常と非日常の隙間を私らしく綴ります。 いつか、大人になった娘に、足掻いている親の姿を見てもらおう(これを読んでもらおう)、そう思っています。

マガジン

  • 神様のお試し

    2020年9月11日 乳がん告知 ステージ1 ルミナルB type きっとそれぞれ。 症状や心の推移は千差万別。 自分を整理することと。 この記録が誰かの何かになればと思います。

  • 日常と非日常の隙間

    どうでもいいことも、そこに彩りがあるならそれでいいと思う。

最近の記事

その瞬間の事に集中すること

「今を生きよう」 そう思う。人生一度きりだし、時間は有限だ。 その事に集中し、こなしていくのが一番効率も良いが、それがなかなか難しいものだ。 計画通りに進まない件に、感情が追い討ちをかけて、時間を狂わせてくる。 ネガティブな事があったら人間の生産効率は30%下がる、と言われているが、ほんとうにそうだ、と思う。それ以上下がることもあるくらいだ。 では、どのようにして今に集中するのか。 爆弾のような案件で心が落ち着かない中、次の事柄に集中する術は何なのか。 「切り替え」

    • 老後を穏やかに過ごせるには

      病気で入院した時はコロナで帰省どころじゃなかったし、なかなかタイミング的にも帰れなかったが、今年の夏休みは約2年半くらいぶりかなぁ、帰省した。 少し月日の経った両親は、ガクっと精力が落ちていたので、今までのように家事をお任せしてゆっくり過ごすことは出来なかったが、母、私、娘の3代で一緒に洗濯したり買い物したりは、楽しかった。 父親は、というと、相変わらず反面教師のような生活を送っていた。何十年も積み重ねた両親の亀裂が修復しているはずもなく、歳を重ねた分だけ、エゴは強くなっ

      • お役目と自分の器の差が激しいが、前進あるのみの状況下に身を置くこと

        どんな人にも、何らかのお役目があると思っている。お役目、というとちょっと仰々しいかもしれない。 何もしないという事を決めて産まれてくる人もいると思うし、社会を変える為に生まれてくる人もいるだろう。 とにかく、何らかの理由があってこの世に生を受けるのだ。 けれど、当たり前の話だが、産まれた時はほぼゼロの状態だ。 そして、産まれてから喜怒哀楽の感情と共に沢山の経験をして、自分を形成していく。 人生の過渡期にどのような選択をするか、によってプランは変化するし、社会から求められ

        • ファーストペンギンになりがち。

          今回のインドネシア赴任について、上司に確認したが、やはり現実のようだ。 ただ、女性の家族同行赴任は初ケースらしく、会社の方で色々調べているらしい。 また、赴任者1名に対し、現地スタッフを5名雇用する必要もあるので、具体的に準備に取り掛かるべく、申請に入っているようだ。 そういえば、人生振り返ると、社会人1社目は、初の女性営業マンとして採用され、仕組みが整っていないため、上司もどう扱ってよいのか分からなかったのだと思う。軌道にのせるまで、ほんと大変な思いをした。 その後、次

        その瞬間の事に集中すること

        マガジン

        • 神様のお試し
          32本
        • 日常と非日常の隙間
          17本

        記事

          現実化のスピードが早すぎない?

          先週の日曜日から、仕事でインドネシアに出張に来ている。 ハードスケジュールでクタクタ。本当は家族でプライベートで来たかったな。 今は夜中のフライトで戻るために空港で待機中だ。 初めてのインドネシアは、とても良い経験だった。みんな、優しくてニコニコしていて、厳しい交渉も有ったが、初めての出張は総じて◯、とする事にしよう。 出張中、兎にも角にも、困ったのは言語だ。本当に英語力が乏しいのは全てにおいて不利に働く。 インドネシアの方は、それでも一生懸命に理解してくれようとしてく

          現実化のスピードが早すぎない?

          「好き」の中にある「嫌い」は好きのうち

          私は社会人になってから、ほぼ生地の仕事をしている。 25年程の中で、生地から離れたのは育休やら、小1の壁にぶつかった、ほんの2年ほどだと思う。 仕事の中身としては、そのほとんどがトラブル処理や、社内外の調整など、本当に肝が冷える事も起きる、結構過酷な仕事だと思う。 そして、それらの仕事は、本当は嫌いだ。 とてもしんどい。 なのに、なぜかずーっとこの仕事をしている。 専門的ゆえ、潰しが効かず、だから、嫌だと思っても、環境は会社を変えていくくらい。 嫌いなら、辞めたらよか

          「好き」の中にある「嫌い」は好きのうち

          今の空気を纏うことも必要だよね

          私は、家族から「モノ持ち子」と呼ばれたりする。何故なら、まだそれ持ってるの?と驚かれる程、モノを持ちつづけているから。笑 例えば、姉が大学時代に使っていたお下がりのポーチを未だに持っている。 姉の記憶にうっすら残っているところに、私がそれをおもむろに出して、「…えー?それな。ウケる!まだ持ってるの?」と言われるわけだ。 だって、壊れてる訳じゃないし、全然まだ使えるし。と、言い訳めいた言葉で、お茶を濁す事になる。 これなんかは、別にいいじゃん、と思われる方も多いと思うが、

          今の空気を纏うことも必要だよね

          正しさを認められるか、エゴと解釈されるか、の差とは

          所属する会社では、私にとって、かなりのプレッシャーがかかる。 トラブルが起きると、原因は徹底的に詳細まで追求される。次に同じトラブルが起きないようにするためだ。 それは、ある意味心を削り取られるようなプレッシャーとの闘いだ。 自分が正しいと思うことを追求するという事は、 その事象に対しての解釈を固定することになる。短期的にはそれが吉と出る場合もあり、結果が出ればその事は正しいと認められることになることが多い。 しかし、長期的に振り返ってみたとき、それが果たして正解だったの

          正しさを認められるか、エゴと解釈されるか、の差とは

          根拠のない自信と何のために生きるか?ということ

          身体の調子はとても元気!とはいえないけれど、そこそこで、こうやって日常を送れていると思うと、とてもありがたい。 土用の期間は季節の変わり目ということもあるが、体調の波があるから、週1の身体のメンテは私のかけがえのない時間だ。 とある時に、整体の先生から、 「何のために生きてる?」 「根拠の無い自信が貴方には必要ね」 と言われた。 その時、私の頭に浮かんだことは、 私には、時々「消えたい」願望が出てくるときがある。それは、死にたい、とかそういうことではなく、存在自

          根拠のない自信と何のために生きるか?ということ

          気の交換

          お正月も随分と前の事のように仕事が忙しく、1日をこなすのにいっぱいいっぱいだ。 こんな生活は良くないな、と思いつつも、片道2時間の通勤時間は私の時間を容赦なく削ってくる。 毎日仕事に追われて、朝は5:30には家を出て、帰りも20時頃になってしまう毎日。旦那も最近忙しくて、毎日帰ってくるのが夜中。平日はほぼ、ワンオペだ。 帰ってからもご飯を用意して、お風呂に入ったらすぐに就寝時間になる。息をつく暇がない。 そんな毎日で、子供に寂しい想いをさせていたようで、彼女の身体が訴え

          気の交換

          分からないけどやるのだ

          英語を話せるようになりたいと思っている。 それは、自分と共鳴する人たちと繋がりたいという想いからだ。そこには、人種も性別も年齢も要らない。が、コミュニケーションがとれるツールとしてやっぱり最低限、英語は必要であると思う。 かといって、必死に猛勉強しているわけではない。私の場合、生活の中に溶け込めないと継続が難しい事が分かっているから。 焦らず、無理せず、けど諦めず。 コツコツ、亀の歩みで進んでいる。 しかし、英語の発音は本当に私には難しい。 先生に何度直されても、頭で分

          分からないけどやるのだ

          自分が選んでいる

          自分が癌患者であることも、日常の中に埋もれていく今日この頃。 ホルモン治療はボディーブローのように効いてくると先生がおっしゃっていた事が身に染みる。 めっきり寒くなったからか、身体のこわばりや乾燥、疲れやすさ、体温調節がうまくできないなど、加齢とともにでる症状と薬の副作用がダブルパンチだ。 仕方がないことを悩んでも時間の無駄だ、 ということも分かっているが、身体の声は黙ってくれるわけでもなく、うまく付き合う方法の模索は続く。 そんな中、仕事の方はというと、病気のことを

          自分が選んでいる

          無意識への挑戦

          とある夜に、バランスボールに乗っていた娘が、バランスを崩し、壁に頭をぶつけて 大泣きした。 もう小5なので、シクシク泣くと思っていたのだが、小さい子供のように大声で「えーーん!」と泣いているのをみて、愛しく思った。 次の日に2人で出かけている時に、昨日ぶつけたところがまだ痛いという話から、 「そういえば、ママは小さい頃から大声で泣いたことがなかったかも。柱にぶつけて出血しておでこを縫った時も、ぐっと我慢してたなー。」と話した。 そしたら、娘から、 「え?なんで?痛いから

          無意識への挑戦

          正論という名の剣

          恥ずかしながら、私は若い頃、仕事では間違っていると思っていることに対して、正論で返すことが良いと思っていた。 正論というのは、耳の痛いことが多いわけで。 分かっているけれど、現実的に出来ないことがあって出来ていないことが多く、悪意を持って、間違った方向に進んでいることはそこまで多くない。 私の経験上ではあるが、分かっているけれど、こうなってしまった、という事象に対し、正論を述べたところで、その事象が解決する事は少ない。 むしろ、その正論は剣を振りかざした後のように、後

          正論という名の剣

          身体が教えてくれる事

          週1のヨガは、すっかり定着している。 週末のルーティンとして、まるで筋トレのようなクリア(毎度キツい)と瞑想のセットも、もはや楽しみでもある。 飽き性の私が何故続いているのか、 自分なりに分析すると、 毎回、身体からのメッセージを受け取れるからだ、と思っている。 先生とは色々な話をするのだが、今週の練習で、とても共感した件があった。 物事を理解する為に、殆どの人は頭を使う。 1番手っ取り早い方法なのだから、当たり前だ。 その為に、沢山の情報がある。 向上心の高い方はそれ

          身体が教えてくれる事

          1年経過

          気がつけば、あれから1年が経とうとしている。 内容の濃い1年だった。 病気をした事で気付かされた事が沢山あったし、退院してからヨガを続けていることも大きい。 小手先の感情調整では済まない、「死」と向き合う事は、今までの死生観の変化を。 祈られる事で、人の想いの温かさを。 「時間、月日」の解釈の変化を。 出来ない事が増えた事で、広がりではなく奥行きの深い味わいを。 こうやって書き出すと、罹患してしまった事がマイナスだとかプラスだとか、そんなことはどうでも良いというこ

          1年経過