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キラ✨メンタルDNA 遺伝子のオンとオフ

執筆:ラボラトリオ研究員 きむら真


誰もが、健康でありながら、
元気で楽しく過ごす人生を
創り出したいと考えますよね。

DNAにはそれを可能にする
設計図情報がありますが、
それを活用する方法がある
ということをご存知でしょうか?

・細胞レベルのコントロールする方法
・意識レベルのコントロールする方法
・この2つを意図的にリンクさせる方法

身体的な全ての現象には、
この遺伝子のスイッチのオンとオフ
関わってくるのです。

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健康的な遺伝子のスイッチのオンとオフとは

「DNAからのRNAの合成と
 RNAからのタンパク質の合成が
 体の中で整合した機能をもちつつ
 目的に合ったタイミングで発揮すること」

といえます。

では、DNAにはいったい、

いくつのタンパク質
いくつのRNA分子

の設計図があるのでしょう?

生命において
遺伝情報は親から子へと
染色体とミトコンドリアにあるDNAの配列情報として
伝えられてきました。

染色体情報を介した遺伝については、前回の記事をご参照ください。
https://parole.laboratorio.ltd/n/n373d425d8ac4

ヒトのDNA配列は
30億個の塩基情報からなっていますが、
RNAに転写される領域は
そのうち数パーセントと限られています。

RNAは2種類に分類されます。

タンパク質のアミノ酸配列をコードする
「メッセンジャーRNA」(mRNA)
約25,000同定されています。

もうひとつはタンパク質情報を持たない
「ノンコーディングRNA」(ncRNA)
数万同定されています。

このノンコーディングRNAは
RNA分子としてなんらかの役割や機能が
明らかになったものと、機能が不明のものがあります。

mRNAはタンパク質のアミノ酸配列をコードする
DNA情報が細胞の核の中で転写されます。

mRNAは転写された後、細胞質は運ばれ
リボゾームに運ばれて
アミノ酸のつながる順番を指定する情報を提供します。

図中のtRNA(トランスファーRNA)
アミノ酸を指定された順番に
運ぶ役割を果たすRNA分子です。

リボソームの働き


遺伝子のオンには、
まずDNAからRNAがつくられるプロセスが必要です。


細胞の中では
必要なタンパク質や必要なRNA分子が
必要なタイミングでつくられ、存在し、
機能することが必要です。

全ての遺伝子情報は、常にオン状態ではありません

体の細胞にはそれぞれの役割があり、
その役割を果たすのに必要な
タンパク質やRNA分子が入れ替わりしつつ存在し、
各々に機能を発揮している必要があるのです。

細胞の役割には

・細胞、体の形をつくる
・栄養素を分解しエネルギーをつくる
・必要な物質を運ぶ
・生体シグナル、信号の発信と受信
・体を動かす
・生体防御、免疫機能
・細胞を増やす
・子孫をつくる
・感じる、知覚する

等々ありますが、
それぞれの役割に応じた
遺伝子の発現パターンがあります。

そのためには細胞レベル意識レベル
それから、この2つを融合させるトレーニングと、
生命科学と意識科学の知識を活用して
みなさんの人生の実践に活かしていくことが大切ですね。

引き続き、

「遺伝子のスイッチオンとオフ」

遺伝子発現パターンと細胞の機能について
みなさんのニーズに合わせたかたちで、
今後も情報をお届けしていきたいと思います。

《アンケートのお願い》
これまで、生命科学博士による生命科学〜意識科学の情報を配信してまいりました。今後、よりよい記事をお届けしていくためにも、みなさまのニーズを把握させていただきたく、アンケートをお願いしたいと思います。
下記フォームより回答していただけますので、ご協力のほど、何卒宜しくお願いいたします。

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【きむら真(生命科学博士)プロフィール】

鳥取大学医学部卒業、同大学院博士課程修了。
理化学研究所、長寿医療研究センター、ロズウェルパークがん研究所研究員。

日本大学医学部助教を経て、細胞、遺伝子検査、自律神経系、心理調査測定からエビデンス・科学データ解析結果を提供し、健康・心・意識をよりよくするサポートを提供する、サイエンスコンサルタント。

DNA研究~意識科学研究を日常生活や企業活動に実践することで、一人一人の能力を発揮できるストレスフリー、制限フリーな個人、組織づくりをお手伝いをしています。

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