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絵の断捨離

スケッチブックに絵を描き始めたのは、ハタチくらいの時。
僕の友達にすごく絵が上手な人がいたから影響を受けたのだ。

彼のように上手には描けないが、自分なりに楽しく描いていたし、描いている時間がとても好きだった。欲に波はあるものの。

僕の絵はただの落書きレベルなのだが、ここでは絵と表現させてください。

そんなこんなでスケッチブックに書き続けると、いま大小合わせて10冊くらい手元にあり、クローゼットにずっと眠っていた。
それを叩き起こして見直すことにした。

引っ張り出して、10年前の大学生の頃、ヒッチハイクをした日、飲んでいた夜…
などなど、当時のことを思い出した。

当時の感情まで蘇ってくるので気がついたら5冊見るまでに2時間近く経っていた。

見なければ思い出さなかった部分もあり、断捨離に着手した。
なかなか決断はエネルギーが必要だったが、写真に残して手放すことにした。

その分、スケッチブック見れば思い出すではなく、目に焼き付けた。
写真は記録になっちゃうし、もう直接紙に書かれた絵の質感は最後だと思って…。

それによって自分自身最高の“手のひらミュージアム”になった。
その分これからも新しく絵を描いていく気力が湧いてきた。
何事も寂しがっていて手離せないはその分、失っていることがあるなと。

手離してこそ生まれる。破壊と創造ってこういうことなんだな。

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