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サイドゴアブーツ

週末、昔の仲間が7人集まった。
その昔の仲間とは8年ほど前に同僚だったみんな。
年齢も同時若手は20代前半から40代まで、みんながみんな8つの歳を重ねていい感じになっていた。

コロナ禍もあり、なかなか集まれないのもあるし、何より勤務地がみんな転々と異動をしていて関西や九州まで様々になったから機会がめっきり減ってしまった。

そんななかで急遽、3日前に企画されて土曜日に集まれた。
キッカケは僕の退職。それぞれのみんなには電話で報告をさせてもらい、ビックリして寂しがってもらえて、それだけで僕は満たされた。この時期の先輩後輩たちは仲間と呼べるメンバー。

福岡から前日に来ることを決めた後輩、奈良に居ながら企画してくれた先輩、家族との予定を調整して来てくれた先輩たち。
感謝しかない。

予想通り、15時から飲み始めて明るいうちからベロべロになる。送別のプレゼントを持って来てくれた人も居れば、「急遽過ぎて用意できてないよ」と誰からともなく言い出し、これから買いに行こうとの一声でみんなで街に繰り出す。
だいぶ酔いが回っていても街はまだまだ18時台。

永遠に続いてくれこの時間。


流れ流れて靴屋に飛び込む。
靴屋だった理由は、ある先輩がついでに靴を買いにこようと思ってたという話から、僕が「その靴が僕が欲しい!」と言ったから。「なんでお前に買わなきゃいけないんだよ」って言いながらこっちこっち!と教えてくれる背中を追いかける。

試着。
それを大の大人が囲んで見てくれる。
幸せだ、永遠に続いてくれ。


そのまま22時くらいまで呑んで、呑んで、全員呑まれて。

潔く解散!

楽しすぎて、次の日残ったあのサイドゴアブーツ。
大事にします。

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