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parkERsの社内研修が“働く”100のストーリーを受賞!大学生がえらんだ理由とは?

自社では当たり前のことでも
外から見ると実は意外な取り組みなのかもしれない。
そんな仮説を立てて、応募してみたら「賞」をいただいた話。
あなたのオフィスの"当たり前"に注目するきっかけとなるかもしれません。
受賞理由とどんな企業も抱えているであろう悩みについて考えてみました。

* * *

こんにちは。parkERs ブランドコミュニケーション室の森です。

parkERsには「Aoyama大学」(現在は通称「青山大学」)というちょっと変わった社員研修があります。
以前noteでもご紹介させていただきました。

スタートしてから3年半が経ち、社内にかなり浸透してきた青山大学ですが、考えてみると社外にこの取り組みを広く公開したことはありませんでした。

そこにちょうど「Work Story Award2019」という企業の「働く」に関する様々なストーリーを5年間限定で100個、表彰するアワードがあることを知り、いざ応募!

Work Story Awardとは
“働き方を選択できる社会づくり“の実現を目指す一般社団法人at Will Workが主催するアワードで、働く“ストーリー“を集める5年間限定のアワードプログラムです。(20ストーリー×5年分=合計100ストーリー)

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受賞に至るまではこのような時系列でした。

8月末〜9月初旬 応募
9月下旬 一次結果発表
10月中旬 インタビュー取材
10月末 二次結果発表・受賞決定
12月初旬 授賞式

授賞式は虎ノ門ヒルズフォーラムで行なわれ、受賞企業のストーリープレゼンと表彰、懇親会がありました。

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2019年に決定する20の受賞ストーリーのうち、parkERsは「大学生が選ぶWork Story賞」をいただきました。約20名の大学生が、全応募の中からまず25のストーリーに厳選し、そこから再度話し合いで絞っていき、最終的に決定した賞です。


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あらためて来場者の方にストーリーをプレゼン

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トロフィーをいただきました!

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おまけ:引っ越したばかりのオフィスで記念撮影

気になる受賞理由は、以下の2点。

1. テレワーク等の働き方の多様化が進む中で、人に物事を教えて社内共有する取り組みは、若手社員の仕事の基準を高め、教養を深められる良い機会である
2. 社員同士がお互いのことを理解し合うことは簡単なようで実は難しく多くの企業の共通の課題。→この取り組みは企業規模に関わらず導入できる、多くの企業にとって、また自分らしく働きたいと願う若い人材にとって価値ある取り組みである

未来を担う大学生の皆さんが数あるストーリーの中から考え抜き、選んでくださったとお言葉をいただき(授賞式当日は大学生の代表者も来てくださいました!)、大変意味のある賞だと実感。


1分でわかる「Aoyama大学」

では、そもそもわたしたちの行なう「Aoyama大学」とはどのような社内研修なのか?さらっとご紹介です。

以前こちらにまとめていますので併せてご覧ください。

「Aoyama大学」の特徴をざっくりとまとめると、

誰が : parkERsのヒト(社員)が
誰に : parkERsのヒト(社員)に向けて
いつ : 月に2回ほど
どこ : オフィスや野外(番外編)で
何を : 60分間の講義を行ないます。
どのように: テーマは自分の”専門性”がいきる題材を自分で決定。
なぜ : 閉鎖しがちな個人のインプットを開示し、専門言語も考えも異なるプロフェッショナル同士が融合するために行なっています。(→この結果、parkERsのクリエイティブを生み出すサイクルにつなげる!)



ベンチャー企業ならぶち当たるであろう悩み

そんな「Aoyama大学」という独自の社内研修はどのように始まったのかもまとめておきます。

その昔、parkERsがまだ誕生(設立)して3年くらいだった頃、ブランドマネージャー梅澤が抱えたこんな悩みが「Aoyama大学」をスタートする発端でした。

「各々の専門性を磨き高める事においては長けているけれど、強みを理解し合い、“互いを知る”ことについては意識が低いんじゃないか...」

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悩みをもっていたのはもう一人、当時管理室にいた吉田。
翌年4月からはじめて迎える新卒入社を控え、そんな個性豊かなキャリア社員と新入社員との距離感やコミュニケーションに不安を感じていました。

そんな中、梅澤の中でふと浮かんだ「全員に自分が講師になって研修をやってもらうのはどう?」という思いつきと、二人の課題が合致し「Aoyama大学」はスタートしました。

今回の受賞に際して、当時のことをPR Tablesさんがインタビューで記事にまとめてくださっています。ご興味ある方はこちらからどうぞ。


応募してみてどんなメリットがあったか?

「賞をいただけた」ということ以外に、こんなメリットがありました。

1. PR Tableの取材権を獲得できる
アワードに応募し一次審査を通過した企業には、PR Tableさんのメディアで取り組みについて詳しく記事化していただきました。

2. 社員のモチベーションがアップ
なんとなく理解していた社内の取り組みを、改めて焦点をあててまとめ上げたことは、結果的に運営チームそして講師たちのモチベーションを上げることにつながりました。

3. ストレートに"うれしい!”
何より、自分たちでは”普通”だと思っていた社内の取り組みが表彰されると、やっぱり単純に"うれしい!"というのがメンバーの感想でした。

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日常に隠れる"当たり前"の◯◯

他の受賞発表を聞いていても都度思ったことは、自社では当たり前のように行なっている些細な取り組みでも、実は一歩社外へ出してみると特別なものに変化しうる(=気づく)ということでした。

わたしも研修をスタートしたそもそもの経緯や担当者の思いを知らずに、毎月当たり前のように参加していましたが、今回「青山大学」を紹介するべくこの賞に応募してみて、さらに賞をいただけたことで、「うちの会社、実は他にも面白い取り組み、いっぱいやってるんじゃない?!」と前向きに自分たちのことを見直すきっかけにもなりました。

様々な企業が考え、実際に取り組み、効果をもたらしている100の働き方のストーリーを集める「Work Story Award」。知らない言葉があれば辞書をひくように解決策のヒントを見つけられる、企業単位ではなく、日本全体、もっといくと世界全体でダイレクトに共有していける素敵なツールになりうるのではと感じました。100個集まったときに完成するBOOK(予定!)が楽しみです。

「青山大学」はクリエイティブを生み出すサイクルの一つとして、進化しながら続けていきます。今後の講義もご紹介できればと思っていますので、お楽しみに。


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この記事を書いた人は

森 美波(もり みなみ)
park corporation/parkERs 

ブランドコミュニケーション室所属。
メダカの餌やりがオフィスの楽しみの一つ、
子持ちメダカのこれからが気になるこの頃。
"育まれる"オフィスを体感中です。