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【parkERsの中のヒト】店舗も働き方もデザインしていきたい/デザイン室マネージャー代理 小倉加奈

こんにちは。胃腸炎から喉風邪と季節の変わり目にふさわしい流行にのっている、parkERs ブランドコミュニケーション室の坂井です。

parkERsに入社してから丸3年経過したばかりの坂井ですが、大学を卒業して社会人歴○○年、いろいろな会社で様々な業務に携わり、素敵な人たちに出会ってきました。
parkERsも(身内が言っても説得力がありませんが)本当に魅力あふれる人ばかりで、若手も多いのですが、様々なバックグランドを持った心強い中堅・ベテラン勢がparkERsの土台を築いてきました。そして、同時に「未来のparkERsのあるべき姿とは?クリエイティブとは?」を常に探求し続けています。noteではチーム紹介もしていますが、そんな様々な背景と経験を持つひとり一人が、何を考えながらparkERsで仕事をしているのか?ここではその中の一人をピックアップしながら、その一人の人となりを少しだけ掘り下げてみたいと思っています。


「青山フラワーマーケット」8割以上の店舗デザインを担当

初回となる今回は、parkERs発足当初からのメンバーでもあり、10年以上弊社のフラワーショップ「青山フラワーマーケット」の店舗づくりに携わってきた、デザイン室マネージャー代理の小倉加奈さんにクローズアップします。(社内メンバーですが、ここでは敬意を込めてあえて敬称略せずにお伝えします。)

デザイン室については過去のnoteでもご紹介しています。

デザイン室は、parkERsのチームの中でもメンテナンスをしてくれているグリーンライフ室に続いてメンバーの多いチームで、parkERsの空間デザイン面でのクリエイティブの源となるメンバーが集まっています。小倉さんはそんな個性豊かなデザイン室ではマネージャー代理という立場にいます。

現在はマネジメントをしながら、おもに「青山フラワーマーケット」の店舗デザインを担当。「青山フラワーマーケット」は現在、国内108店舗、パリ1店舗、ロンドン1店舗と国内外合わせて110店舗あります(2019年12月現在)が、入社11年目となった現在では、なんとその店舗の8割以上のデザインを手がけてきました!(聞いてビックリ)

最近では、11月1日にオープンしたばかりの超高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」の商業施設エリアに出店。初の試みとして同施設内2店舗同時オープン、しかも1店舗は新業態というチャレンジをしました。その店舗デザインを担当したのも小倉さんです。

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「青山フラワーマーケット」渋谷スクランブルスクエア店は、他の店舗とは異なる「フラッグシップ店」としての使命が与えられていたため、デザイン面でも他店とは異なり、2年前にオープンしたロンドン・セルフリッジ店で取り入れた「自然素材との融合」を表現した日本で初の店舗となりました。

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さらに同じ商業施設内の地下2Fのお惣菜売り場には、すでにフラワーアレンジメントがされていて、待ち時間もほとんどなくすぐに買うことができる、そして持ち帰ったらすぐに飾れるアレンジメントを中心とした新業態「青山フラワーマーケット deli style」東急フードショーエッジ店がオープン。

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"買って、帰ったらそのまま飾って楽しめる" フラワーショップの新スタイル「deli style」

「常に新しいチャレンジをし続ける」という弊社パーク・コーポレーションの強い想いが、この2店舗では店舗デザインはもちろんですが、コンセプト、商品開発はじめ、様々なところで特に反映されていて、小倉さんは10年以上このチャレンジを続けてきた結果が現在の店舗のデザインとなって現われています。

店舗づくりの苦労と楽しさ

2019年だけで新しい店舗を8店舗、大小改装などあわせて4店舗、合計12店舗のすべてのデザインに携わった小倉さんですが、parkERsの他のメンバーは外部のお客さまとのやりとりが多い中、自社店舗デザイン中心という点で、他のデザイン室のメンバーとは少し違った動きをすることもあります。

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新規出店は主にデベロッパーさまをはじめ、弊社店舗開発や青山フラワーマーケットのチームと一緒に、移転リニューアルや改装ではそこに現場のショップマネージャーも加わりながら、デザインを進めていきます。常に新しいものをデベロッパーさまからは求められ、現場からはオペレーションに関わる使い勝手を求められ、そして青山フラワーマーケットチームからはブランドとしてのあるべき姿を求められる。そんな異なる立場のみなさんの間に立って、それぞれの想いやこだわりを引き出し、同じ方向を向けるように調整しながら、先導し、それぞれが納得できるように整理してからデザインに落とし込み、ひとつの店舗をみんなで作り上げているそうです。

その際のポイントとしては、「お客さまの目線」を常に意識して、それをみんなで共有していくことだとか。よりよい店舗にしたい想いはみんな同じ。目線を揃えるとスムーズに進みやすくなるそうです。

なるほど。小倉さんほど器用にはできませんが、そこはわたしも改めて自分の立場でさっそく参考にさせてもらいたい進め方。


デザイナー、そしてマネージャーとして

「青山フラワーマーケット」の店舗デザインをしながら、外部の案件もこなす小倉さんは「自分しか創り出せないものを0から作るタイプのデザイナーというよりも、1を10そして100に広げ、課題を解決しながら整理して具体的なデザインに落とし込んでいくタイプのデザイナー」と自分を客観的に分析。

確かに小倉さんのお話を伺っていると、parkERsのアイディアマンであり、いつも新しいこと、他にはないこと、他ではできないことを考えているクリエイティブディレクターの城本さんとはまた違うタイプということが伝わってきました。そして、そんな色々なタイプのデザイナーがいるからこそ、parkERsの空間デザインが創りあげられていることを改めて感じました。

そしていまではマネージャーという立場でも、そのクリエイティビティを発揮中。

いままでなかった仕組みづくりや働き方を、マネージャーという立場で"デザイン"していく必要が出てきたので、デザインする上で心がけている人との関わり方、コミュニケーション、円滑に業務を進める上で自分で抱え込まずにまわりのみなさんの力を借りながらよりよいものをつくる、ということをマネジメントする際にも心がけているそう。

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「マネージャーという役回りを与えられたからこそ、気づくことも増えました。デザイン同様、結局はひとりだけでは限界があるので、まわりのアイディアを引き出しながら、巻き込んで、それぞれのクリエイティブを発揮できる、そんな“働き方をデザイン”していきたいと思っています。」

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三人のお子さんのママでもあり、時短で働きながらマネージャーとしての立場も担っていて、公私ともに多忙な小倉さん。

parkERsは、デザイナーに限らず、バックオフィスも現場も「全員がクリエイティブな発想を持つ集団」であるべきだ、とparkERsメンバー全員が自負しながら日々仕事をしています。

今までは直接ゆっくりとお話を聞く機会がなかったのですが、改めて小倉さんのお話をいろいろと聞いて、そんな若いながら意識は高く個性的なメンバーを巻き込み、コミュニケーションをとる小倉さんのマネージャーとしてのクリエイティビティをブランドコミュニケーション室の立場でも真似できるところから参考にさせてもらおうと心に刻みました。

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この記事を書いた人

坂井 邦子(さかい くにこ)
parkERs ブランドコミュニケーション室
BC室のマネージャーとして
マーケティングやブランディングを担当
マネジメントって本当に大変!日々勉強です。