AUS童貞ロックンロール　Up the bank

今日は印象に残っている試合を二つ思い出して描いていく

5thグレードから1stグレードまで経験した怒涛の３か月間

その中で印象に残った試合を2試合書いていく。　

正直この二つくらいしかもう覚えていない。

 2nd,1st　グレードデビュー

コーチ　パーカーフランカーできる？
パーカー　もちろんできるよ！（やったことない）
コーチ　じゃあ用意して！いこう！
パーカー　よっしゃ！

初試合から4thグレードがメインでプレーし
たまに5thや3rdの試合にも出場するよくわからない立ち位置での試合が続いた。

そして入団から1か月半
なんやかんやで3rdグレードのスタートになっていた。
でも全くそれ以上
上にいける気配はなく、少し焦ってきた6月初旬

この日は、試合で人生二度目となるイエローカードをもらった記念日
ではなく運良く2nd,1stグレードでの出場が一気に叶った日だった。

3rdの試合後
チームメイトから、2ndグレードのリザーブはいってるから隣のグラウンドに早く行けと言われた。
全くそんなの初耳だったがとりあえず向かった

行ってみるとすぐに今すぐユニフォーム着ろと催促された。
ベンチには同ポジションのプレーヤーがすでに怪我して座っていたからだ。

（ちょお前。それはあかん。。哀愁だらけの目で俺をみるな。）

いろいろツッコミ入れたくなる状況

でもこれは間違いなくチャンス。その時やれることは全部やった（つもり）
心の準備もくそもない。あっさりしている。勝ち負けは覚えていないが
ごめんなさいと訴えかけるチームメイトの表情だけは忘れられない。

大腿四頭筋（前もも）をクォッツと呼ぶ　（正式名称かは不明）

試合後すぐにコーチから、

そのまま1stのリザーブね！と言ってユニフォームを渡された。

Are you serious !?　初めて英語でつっこんでもうて
リョウアシツッテンゾ！　これは日本語でつっこんだ。
すでにプレータイムは120分を超えていた。高校生でもこんな試合せーへん。

（全然出たくない。かえらしてくれ。怪我だけはするな。やめろ。そんな揉みくちゃにされるな。痛いそぶり見せるな。）

勝ち負けより先発の安全と試合終了を祈る
向上心ゼロのカス柱
刻一刻とすぎる時間。
（よしいいぞ。もうおわるぞ）

ラスト

5分　

3分

2分

いや！だせ！やっぱり出してくれ！監督！
このままでは土産話なくなる！先発痛がれ！！怪我したふりしろ！
足つれ！　

終了に近づくにつれ変わっていく感情。　
もはや先発の負傷を祈る
たちのわるいカス柱Parker

ラスト1分！　味方のトライ！　8点差

ここで願いが届いたのか
フランカーが怪我した。汗
気づいた時にはベンチを温めているのはカス柱Parkerだけ。
その時はきた。

コーチ　パーカーフランカーできる？
パーカー　もちろんできるよ！（やったことない）
コーチ　じゃあ用意して。いこう！

こうして平然とやったこともないポジションを
できる！と言い
試合に出場することになった。

リスタート　
蹴られたボールが宙を舞う。
相手がどんどん近づいてくる。
目の前でロックがキャッチ
ドスン！！　相手のいいタックル


キャッチした選手はタックルを受けタッチラインを割った。
試合終了。
あっけなく終わった1stグレードデビュー

個人的には一番平和な終わり方。でも大きな一歩。
（その後１stグレードでの試合出場はなかった）

緑の17番　あだ名はクォジラ（ゴジラとクォッツ）　訳　前ももゴジラ

翌朝

チームメイト達から
デビューおめでとうのメッセージがいくつか届いていた。
うれしかった。なんでもできそうな気がした。

だが時計を見てすぐに現実に戻される。
バイトだ

試合に出てもすぐに何かが目に見えてよくなることはない。
朝飯をかき込んで今日も自転車でラーメン屋に向かうのだった。

Life goes on

エンドロール！

エンディングソングは
ZORNで　My Life　　　

３rdプレーオフ決勝

8月

シーズン中盤からは1、2軍での試合が増えたが
最後にプレーオフに残ったのは3rdグレードと20歳以下グレードだけだった。

プレーオフの選手登録の可不可は
シーズンの半分をどのグレードで過ごしたかで決まる。
1st、2ndのプレーオフ不参加が決まるや
ギリギリセーフのParkerは速攻で下のグレードに戻された。

相手はブラザーズ
ブラザーズとは今まで3戦
2勝1敗
どの試合も僅差で、3rdグレードまさに因縁の相手。

試合開始

一進一退の攻防が続き

前半
２トライ　１ゴールのリードから　12−0
反撃を食い2トライ2ゴールを奪われ　12−14
2点ビハインドのまま

12−14で前半終了

後半
開始早々にトライ　ゴール失敗　17−14
その後PGで3点追加　点差は6点　20−14

そこからひたすら守り！

試合終了！　20−14で決着

優勝。　

異国で家が近いから入ったチーム
1〜5軍まで経験できた上に
3軍ではあるが優勝まで経験させてくれた。

ありがとうと嬉しさで少し泣きそうになったけど泣けなかった。
なんでかはわからない。　
実はそんなに思い入れがなかったのかも

そして漠然と　
次はなにしようかと考えた。

農業するかーーー。

試合終了の笛は優勝と同時に
ブリスベンに残る意味がなくなったことを意味するものでもあった。

どっちがキッカーでしょうか？　東大生の正解率１%

試合後
優勝の喜びか酒が飲める喜びかしらんけど
みんな目の色が変わり酒ヤクザ
いや、アルコールマフィアと化した。
通称　サニーバンクアルコールファミリー3rdグレード
ファミリーを止めれるものはいない。

昼前から試合会場で飲み始め
そのままドンの家に行き、
3時ごろまで盃を交わした後、
寝たかと思えば6時ごろ
構成員はみんな起きて
また馬鹿騒ぎを始めた。

そしたら7時ごろ隣の家から苦情が入り警察
いや、ポリスが来て、激しい撃ち合いの末
強制的に解散させられたのだった。

その時ヒットマンParkerは
トイレで死んだように寝ていた。

おおきに！

エンドロール！

エンディングソングは
official髭男dismの「宿命」どん！

心臓から溢れ出した声で〜

感動的な終わり方！

・・・

https://note.com/park_x___/n/nf385a3a54ce5

↑ ADR バスに乗る内で

闇占い師に
言われた言葉を覚えているだろうか。

1つは　
アンタエイゴウマナイ　モットベンキョウセナ

2つ目は
コシワルイ　キヲツケテ

実は
この試合前
スクワットをしていると

腰から
ポキ
と言う音とともにぎっくり腰になった。

試合中も痛かったのだが、相手とコンタクトした瞬間

ぽき！っと音が鳴り
治ったのだった。

北巽の占い師は本物。　

占い師教えて欲しい人がいればコメントください。笑