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約半年間の自由の身とお試し地方移住

さて、以前の記事で青年海外協力隊の合格(派遣先はベトナム🇻🇳)をお伝えしたが、なんと語学訓練のために訓練所に入社するのは半年以上先の話である。それまで私は何をすればいいのだね、JICAさん。

青年海外協力隊では、合格後、二本松(福島県)もしくは駒ヶ根(長野県)での約2ヶ月の語学訓練が行われる。その後任地に2年間派遣される。
しかし、そもそも語学訓練が始まるのが、大体半年後なのである。人によっては、1年後、つまり、10月に合格を貰って、再来年の1月に語学訓練が開始するケースもある。長過ぎやしないか、JICAさん。

個人的には、合格を貰って、翌月にはベトナムに派遣されたいくらいなのだが。

では、半年間私が何をする予定かというと、現在勤めている会社を辞め、1月から地域おこし協力隊インターンとして3ヶ月ほど地方の役場で働く予定だ。
具体的にどこの地域で業務を行うかはいずれまた記事にしたいと思う。

地域おこし協力隊インターンとは、2週間〜3ヶ月という期間で地域おこし協力隊と同様の業務を行う、いわゆる、「地域おこし協力隊のお試し」的ポジションの制度である。

この制度自体を知ったのは、ここ一週間ほどである。いくつか候補となる市区町村を探し、面白そうな候補先に連絡し、web面接を受けてみたら、なんと来年1月からのインターンが決定してしまった。こんなにサクサクことが進んだことに驚きを隠せないが、地方移住を応援するちゃんとした国の制度である。

配属先では地域振興課(もしくは観光協会)に所属し業務を行う予定だ。派遣先のベトナムでも現地の役所に所属し観光促進活動を行うので、その前哨戦ともいえる。私の履歴書は〇〇協力隊ばっかりになりそうだ。

「前哨戦」と書いたが、私はかなりこのインターンに期待している。もともと青年海外協力隊終了後に具体的に何かしたいというプランはないが、地方創生に関わる仕事も候補の一つに考えている。

東京に2年弱滞在して感じたのは、現在の豊かな生活をこの先も続けることはできないだろう、という危機感だ。東京では物質的に恵まれた生活は出来るが、それは東京という都市に地方から人と資源とを集めた上で限りなく消費するシステムだからだ。気がつけば、地方では人口流出が止まらず公共を維持するのが厳しくなり、福島原発が象徴的だが地方にエネルギーをはじめとする資源を過剰に負担させている。この構造はいびつである。

改めて、地方創生についてきっちり考えるべき時なのではないかと思う。それは、私が生まれ育ち現在存続が危ぶまれている故郷のためでもあるし、日本の存続のためでもある。
まだ、私にとっては「チホウソウセイ」という感じで現場の現状や本当に何が求められているのかが全くわからない状況である。少しでも現場を知りたいと思っている。

参考に内田樹さんの以下の記事を読んでみてください。


とにかく、半年は自由だ。これまで高校→大学→就職と一直線だったキャリアに風穴を開けられる期間だ。話題になった著書「LIFE SHIFT」でいうエクスプローラー的な期間である。せっかくなんで色々と試してみよう!いぇい!

https://matsuokamiki.com/archives/3465


では、まずは引越しから。
あばよ、東京!

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