語学とストレスを乗り越える_JICA二本松訓練所にて
やぁ、諸君。元気だろうか。
私は元気だ、君も元気なことを願う。
現在、JICA二本松訓練所で2ヶ月間の語学訓練を受けている。もう折り返し地点を過ぎ、監獄のような日々も薔薇のような日々も残り1ヶ月弱となった。
いくつか後悔と反省があるので後続の方々の為にも、自分の1ヶ月の振り返りのためにも記したいと思う。
訓練所入所前に語学を自らミッチリ勉強しておく必要がある
私が学んでいる言語はベトナム語だが、入所する前にもっとしっかりベトナム語を勉強しておけば良かったと後悔した。入所すれば語学漬けだ。毎日毎日、新しい構文、レベルの高い語彙を大量に学ぶので完全にパンクする。入所前にある程度しっかり基礎を叩き込んできた方が授業中に頭から湯気が出ずに済むだろう。私に至っては授業の始まりから終わりまで終始頭が沸騰している、ティファールになっている。小さくピューと鳴っている。
加えてクラスメイトは優秀な方々ばかりである。私のように入所前2週間からベトナム語の勉強を開始した愚か者はおらず、少なくても3ヶ月以上前からしっかり勉強している。怠慢と傲慢の産物たる私はしっかりクラスの落ちこぼれになっている。前職のIT企業でも、全くのIT未経験の私は猛者達に囲まれ落ちこぼれだった。落ちこぼれには慣れているつもりだったが、いつだって落ちこぼれも落ちこぼれなりに悩むものである。
全訓練生は、入所前にJICAが提供するオンライン教材を完遂する必要があるが、それでは内容は足りない。自分でベトナム語の本を1冊買って一通り最後までやっておくといいだろう。他の言語でもそうだ、事前にしっかり勉強をしておいた方がいい、絶対に、いい。
↓私の周りの優秀な方々にはこの本が人気のようだ。
覆水は盆に返らないし、後悔は先に立たない。私にできることは、今出来るベストを尽くしベトナム語に我が身を捧げることだけである。
自分なりのストレス発散方法を見つける
先述の通り、毎日語学漬けである。慣れない言語を長時間学び、かつ、これまで使ってこなかった頭の部位を使っているのでとてもストレスがかかる。私に至っては、ストレスで瞼の痙攣が止まらず、ずっと目をパチパチさせている。
加えて、溜めに溜め込んだストレスが週末に暴発し、お酒を飲みすぎてやらかす輩が大量発生している。かくいうわたしがその輩の筆頭であり、世紀末のような飲み方を幾度となくしてしまった。今となっては、逆にお酒を飲んでいないと周りから心配されるくらいに「酒クズキャラ」が定着してしまい後悔している。
よって、各々、自分なりの健康的なストレスの解消法を見つける必要がある。素晴らしいことに二本松訓練所は施設や制度が充実しているため、以下のようなストレス解消法が可能である。
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①体育館で遊ぶ→バトミントン、バスケ、卓球、バレーなどで遊べる。
②ジム室で筋トレする→フリーウェイト、筋トレマシン、ウォーキングマシン、ヨガマットがある。
③音楽室で遊ぶ→ピアノ、ギター、ウクレレ、三線などが置いてある。自分で楽器を持参する訓練生も多い。
④カウンセリングを受ける→大変優しいカウンセラーの方がおり、なんでも相談可能。相談内容はJICA側にも極秘になっているため安心。二本松訓練所、唯一の安全地帯である。
⑤外をウォーキングorランニングをする→広大な敷地内を走るのはとても気持ちが良い。ランニングをしている人は結構多い。クマが出るらしいのでクマ鈴必須。
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他にストレス解消法があれば是非ともご教示願いたい。
ちなみに二本松訓練所はクマが出るくらいに山の中にあり、インターネット環境は最悪である。Wi-FiもコンビニWi-Fiよりも弱いと思ってもらって差し支えない。Instagramなどは施設にいる限り重すぎて見れない。
なので、YouTubeや映画を見てストレス発散する勢には過酷な環境かもしれない。
現在の私のストレス解消法は、講座が終わる17:00から、ランニング仲間と敷地内をランニング(20分くらい)し、その後、風呂に突入し湯船にゆっくり浸かることである。このストレス解消法は実はまだ今週の月曜、つまり4日前、から始めたものであるが確実に成果を出しており、眼球痙攣緩和、精神の安定、体力向上、集中力向上と、結構いい感じである。残り1ヶ月しっかり続けていきたい所存である。
最後に
訓練所生活は刺激的な日々の連続である。日々大量に新しいことを学ぶ。それに伴いストレスをハンドリングする必要もあるが恐れるに足らず、それもまた訓練であると受け止めて改善していくしかない。
この貴重な日々を後悔なきように有意義に過ごし、任国でしっかり活躍する土台を作りたい。
ではまた!
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