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夢の「多世代シェアハウス®」

2020年、2021年と
いろんなことが起こり
忘れられない年となったが

今年、2022年も
私にとっては
ギューギューの
濃い年になりそうだ。

3月に父が他界し
急遽日本に帰り、
5月、パリに戻る。
その後、母(父とは40年ほど前に離婚)の
終の棲家となるであろう、
シェアハウスへの引っ越しのために
6月に1ヶ月弱日本に一時帰国した。

このシェアハウスは
フランスからインターネットで
偶然見つけたところだ。

母がそれまで住んでいたアパートは、
高齢者の一人暮らしという理由で
更新ができなくなり、
2022年の7月には
引っ越さなければならなくなったのだ。

一人っ子で
しかもパリにいる私が
どうやって次の母の住むところを探そう・・・?
いずれにしても
母の一人暮らしは心配だったので
高齢者施設を探すしかなかった。

ところが、
その費用は予想以上に高く、
東京であれば月々40万円はかかる。
それに、どの施設のサイトも
「老人ホーム」という印象から
抜け出せないところばかりだった。

そこに目に飛び込んできたのが
「オーナーズテラス 自由が丘」。
見てみると、いわゆる一軒家に
ご高齢の方々が楽しそうに
暮らしている様子がわかった。

私はすぐにフランスから電話し、
オーナーと話すことができた。

私に兄弟はなく
フランスに住んでいること、
母の住まいを探していることなどを
相談したところ、
遠距離でも全く問題なく、
今は探すのがとても難しい
「終の棲家」にできる施設であることがわかった。
そして、信じられないくらいの
良心的な費用。

とても親身に相談してくださり、
オーナーの優しくて明るい声で
「ここだ!」と直感した。

父が他界して日本にいる間に
このシェアハウスの見学にいくと、
施設という感じが全くしなかった。

一言でいうと、
「優しさと愛でつつまれている家」
といったところだろうか。

見学にお邪魔した時間が
お昼時だった。
サロンの横にある
オープンキッチンで作られる
ランチの、なんと美味しそうなこと!

シングルマザーも支援しているので
若い方や小さい子供も住んでいて、
想像以上に素敵なところだった。

そして、めでたく母は
6月にこのシェアハウスに入居することができた。
全てがミラクルだった。

さて、
その後の母の様子はというと・・・・。

長いこと会社を経営し
派手な生活をしていた母は、
かなり気難しいところがあった。

同年代の人とうまくやっていけるのか、
知らない人との共同生活(部屋は個別)で
ストレスはないだろうか・・・・。

しかし、オーナーズテラスの計らいで
そんな心配を払拭した。

頻繁に母の様子の写真を
LINEでシェアしてくれるし、
細かいことでも
連絡してくれる。
これは他の普通の施設では
考えられないことだ。

母に電話をすると、
これまでなかったくらいに
穏やかで楽しそうな話口調で、
午前中のアトリエのことなど
(高齢者のための
お習字やお絵かきや合唱)
幸せな毎日であることを
話してくれる。

耳も遠くて、
前は電話で会話するのが
難しかったのに、
今はよく聞こえて
ピンポンのようにかえってくる。

安心して、楽しく暮らすという
精神的な安定が
こんなに人を変えるのかと
驚きの毎日である。


さて、今日久しぶりに
noteに投稿したのは、
こんな素敵なシェアハウスが
東京の真ん中に存在することを
お知らせしたかったことと、

ぜひ皆さんに
このシェアハウスの
クラウドファウンディングに
協力していただきたかったからです。
下記のリンクをシェアしてくださるだけでも
助けになります。

こんな施設が
日本にたくさんできることを
祈るばかりですが、
やはり、経営していくのには
相当なご苦労があると思います。
今回の施設改修費用も
現在の世界事情と重なって、
予定よりかなりオーバーしてしまったようです。

ぜひ皆さんにご協力をお願いしたいと思います。


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