インドとマイクロプラスチックについて考える
2019年6月、インドのとある州で「プラスチック完全禁止」となりました。規制対象は、プラスチック製のレジ袋、スプーンやフォーク、ペットボトルなどです。もし破ってしまうと、罰金5000ルピー(約8000円)が課せられます。これはインド人の1ヶ月分の給料にも相当します。さらに3回以上違反を重ねた場合、罰金が5倍、3ヶ月の禁固刑にもなるそうです。
なぜここまでするのでしょうか?
◆汚染されるガンジス川
インドでは、ガンジス川で沐浴することであらゆる罪が洗い流されると信じられています。しかし、そこではゴミに溢れかえった姿を見ることがあります。上流ではゴミでせき止められた川を目にするほどです。
理由は、ガンジス川沿いに暮らす人々がゴミを川に捨てるからです。彼らにとって、川はゴミ捨て場なのです。プラスチックがない時代であれば問題ありませんが、現代では多くの問題を生んでしまいます。
◆プラスチックを全廃するインド
インドのモディ首相は2022年までに使い捨てプラスチックを全廃する方針を決めました。急な政策にも思えますがこれには理由があります。
①道端に捨てられるゴミが排水口につまり度々洪水が発生する
②神の使いである牛がプラスチックを飲み込む
インドにとっては、環境を破壊しかねないプラスチックは一刻も早く根絶しなくてはいけないのでしょう。
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